大切なのはコミュニケ―ジョン!大規模修繕時の住人トラブル例と対処法
大規模修繕工事中に住人の方とトラブルになった!というのは残念ながら珍しいことではありません。大規模修繕工事計画の期間通り、費用通りに工事を進めるためにも、トラブルはできるだけ避けたいですよね。
では、よく起きるトラブルとはどのようなものなのでしょうか?
また起きてしまった場合はどのように対応すれば良いのでしょうか?
大規模修繕時によくおきるトラブル
騒音・振動・臭いなどの問題
大規模修繕工事でよくトラブルの原因になるのが、この騒音・振動・臭いの問題です。もちろん施工会社も最大限の配慮をしながら工事を行なってくれますが、工事をする以上どうしても音や振動は発生してしまい問題につながる場合があります。
後ほど対策なども解説しますが、入居者には配慮が必要です。
プライバシー侵害によるトラブル
大規模修繕工事はマンションの外側に足場を置いて工事を行います。その際にバルコニーから部屋や洗濯物が見えてしまい、プライバシーが侵害されたと感じてトラブルになってしまうようです。
また、バルコニーはマンションの共有部分となりますが、入居者から専有部分と間違えられやすい場所です。大規模修繕の際に職人がバルコニーに降り立つこともありますので、住人側が「知らない人がバルコニーにいる!」と感じてしまうことも少なくないようです。
トラブルを防ぐための方法
住人ひとりひとりに対応をする
大規模修繕工事の告知について、エントランスに張り紙をしておくという事だけでは不十分です。そもそも大規模修繕工事とはどういった工事なのか、マンションの住人としてどのような配慮や気構えが必要なのか、などなど知らない方がほとんどです。
ですので、マンションの住人向けに事前に工事説明会を開き、上記のようなトラブルが出ないよう住人にもあらかじめ周知と気構えをしていただくように伝えておきましょう。住人としても、どのような事がどのような期間続くのか、騒音や臭いがキツイときなどはどう対応をすればいいかがわかっているだけでもストレスは軽減されます。
注意点として、1回だけ工事説明会を開いたとしても100%の出席率は難しいと思います。複数回に分けて参加を促進することや、ひとりひとりに注意事項などをポスティングしていくのも有効的な対策です。
優良な施工会社を選定する
業者選びもトラブルを回避するための重要なポイントのひとつになります。
大規模修繕工事を請け負う業者によっては、修繕工事に慣れていないというところもあります。そのような業者に工事を依頼すると、事前の注意事項をマンションと共有できていなかったり、作業工程が長引き計画通りに工事が終わらず住人の方からクレームがくる場合があります。
ですので、大規模修繕の業者選びの際は実績が十分なところを選ぶと安全です。
大規模修繕の業者選びについてはこちらの記事もご覧ください。
関連ブログ:マンションの大規模修繕で施工業者を選ぶポイント
トラブル回避に大事なのはコミュニケーション
マンションの大規模修繕に関わるトラブルは、多くがコミュニケ―ジョン不足が原因です。業者との念入りな打合せはもちろん、住人の方ともしっかりコミュニケ―ジョンを取るようにしましょう。
大規模修繕工事に関してご不明な点、不安な点がありましたら、ぜひ株式会社ACEにお問い合わせください。