賃貸マンションに住んでいて何か問題起きた際、どこに連絡したらいいのか迷ったことはありませんか？実際に「大家さん」「家主」「不動産屋さん」「管理会社」の誰に連絡を取ったらいいか分からないと相談を受けることもあります。

今回はこれらの違いについてご紹介します。

賃貸マンションにおける「大家」「家主」「不動産屋」「管理会社」の違い

大家

大家とは賃貸の持ち主のことで、家主と同じ意味で使われることが多いです。

家主

家主とは家の主人を指す言葉で、賃貸マンションにおいてはその物件の持ち主のことを言います。賃貸で言う大家と同義語で使われることが多く、またはオーナーと呼ばれることもあります。

自身でマンションの入居者を探す方、家賃の管理や退去後の対応をする方、またそういったことを全て管理会社や不動産に委託する方など、それぞれの方法で賃貸を管理しています。

不動産屋

不動産屋とは、一般的に不動産を扱う仕事をしている会社や人のことをいいます。マンションやアパートなどの賃貸に限らず、戸建、ビル、倉庫などさまざまな土地や建物の取り扱いがあります。

不動産の管理を専門にした不動産屋さんが管理会社と表すこともできます。

管理会社

管理会社は家主に委託されることでその賃貸を変わりに管理する会社のことです。大家さんが直接管理している物件もありますが、規模が大きくなってくると管理会社に任せているケースも少なくありません。

賃貸マンションの管理会社がどんな会社なのかは数パターンありますが、よくあるケースは以下の通りです。

• 仲介業者が管理会社をしている
• 建設会社が管理会社をしている
• 賃貸物件専門の管理会社

また、管理会社の業務は家主から委託される内容によって異なるため、どこまで対応をしてくれるかはその賃貸マンションによってそれぞれ異なります。

連絡は家主へ？管理会社へ？

まずは契約書を確認

賃貸マンションの入居中に何かトラブルがあった場合、連絡先を知るには一度契約書を確認してみましょう。家主、不動産屋、管理会社のどこに連絡したらよいかが書いてあります。

近年の賃貸マンションでは家主が管理会社に賃貸マンションの管理を委託していることが多く、管理会社に連絡するケースが多めです。

家主に直接連絡するケースは？

管理会社が連絡先になっている場合、基本的に家主と直接連絡を取り合うことはありません。家主へ連絡することがあるとすれば、入居時や退去時の挨拶です。

賃貸マンションへ入居する際に挨拶をしなくてはならないという決まりはありませんが、ひと言挨拶しておくことで家主も借主も気持ちの良くその後の生活を送れるでしょう。

分譲マンションの場合はどこに連絡するべきか？

購入した分譲マンションに住んでいてトラブルにあった際も、賃貸と同じく契約書に書かれた連絡先に問い合わせてみましょう。

ひとつ注意したいのが、管理会社は売主の会社とは別会社だということです。グループ会社であったとしても別会社ですので、契約内容や経緯などを把握しているわけではありません。このことをあらかじめ頭に入れておき、連絡の際は円滑にコミュニケーションが取れるようにしましょう。

何かトラブルが起きた際は、契約書をもとに解決していくようにしていきましょう。