大阪のシンボル「通天閣」の知られざる役割とは?
大阪のシンボルのひとつに「通天閣」があります。観光スポットとしても有名で、みんなが知っていると言っても過言ではないくらいの知名度がありますよね。
そんな通天閣ですが、実は大阪の人たちにもあまり知られていない役割があるのをご存知でしょうか?
今回は大阪のシンボル「通天閣」についてご紹介します!
通天閣とは?
通天閣の歴史
通天閣は明治45年(1912年)に建設された鉄塔です。当時の高さは64mで東洋一を誇っており、そのことから「天に通じる高い建物」との意味で明治初期の儒学者である藤沢南岳により「通天閣」と命名されました。
その後長年地元の人たちに愛された通天閣ですが、一度火災に遭って解体され、今の通天閣は昭和31年(1956年)に再建された2代目です。そのときに初代よりも39m高い103mで建てられました。
大阪を一望できる展望台や、足の裏をなでると幸運が訪れるという神様であるビリケン像などがあり、年間100万人以上が訪れる観光スポットとなっています。
通天閣の知られざる役割
通天閣の頂上で光るネオンは天気予報装置として使われています。色の組み合わせで明日の天気を知らせるようになっており
- 白=晴れ
- 橙=曇り
- 青=雨
という意味になっています。このことは地元の人でも意外に知らないことが多いので、ひとつの豆知識として覚えていてはいかがでしょうか?
通天閣の免震工事
通天閣は2014年に「通天閣耐震・外壁・設備改修工事」という大規模な改修工事を行いました。通天閣は国の有形文化財に指定されているため、工事によってタワーの外観を変えてしまわないために配慮が必要でした。
そこで、この工事ではタワーの基壇部に補強梁を新しく設置し、免震装置とオイルダンパーでタワーを支えることで外観を変えずに耐震性のアップが実現しました。
通天閣の周りには観光スポットがたくさん
天王寺動物園
通天閣への最寄駅は主に恵美須町駅と動物園前駅のふたつです。この動物園前駅から天王寺動物園にいくことが可能です。
天王寺動物園は約200種1000もの動物が飼育されている、日本で3番目に長い歴史のある動物園です。約11ヘクタールと広い敷地を持っていて、都心のオアシスとして多くの利用者で賑わっています。
新世界の串カツ
大阪の名物といえば、「二度漬け禁止」でも有名な串カツです。通天閣の真下にある新世界には、この串カツ屋さんが多く集まっています。数々の串カツを食べ歩きながら、下町の雰囲気をともに大阪らしさを味わうことができます。
インスタ映えの駐車場
知っている方は知っている、ちょっとした観光スポットになっている場所があります。それは壁一面にキティちゃんが描かれた駐車場です。通天閣から徒歩数分のところにあり、一度見たら思わず写真を撮ってしまうようなインスタ映えスポットです。