東京タワーで行われている修繕工事!東京のシンボルを守り続けるメンテナンス
みなさまは東京タワーが建てられてからどれくらいになるかご存知でしょうか?なんと、東京タワーは2019年で築61年となります。
地震大国の日本では建物を建てた後のメンテナンスや修繕工事が特に重要になりますが、東京タワーではどのような修繕工事が行われているのでしょうか?
今回は東京タワーの修繕工事についてご紹介していきます。
東京タワーはなぜ建てられた?
東京タワー(とうきょうタワー、Tokyo Tower)とは東京都港区芝公園四丁目にある東京地区の集約電波塔で、1958年(昭和33年)12月23日に完成しました。今もなお、スカイツリーとともに東京のシンボル・観光名所として知られています。
東京タワーの役目
東京タワーが建てられた背景には昭和30年代、東京を中心に次々にテレビ局開局されていたことがあります。当時6局あったテレビ局の電波塔をひとつにまとめ、東京を中心として関東一円に電波を発信するための電波塔としてこの東京タワーの構想が持ち上がりました。
東京タワーの秘密
東京タワーの色の秘密
黄赤色と白色を交互に配した塗装は、実は飛行機との接触を避けるための昼間障害標識にするための配色です。この色は航空法で定められているため、変えることはできません。
東京タワーの高さの秘密
電波を送る役目のために構想された東京タワーですが、東西南北約100kmの範囲に電波を送るなら鉄塔の高さは300m以上必要でした。そこで当初計画された高さは380mでしたが、着工すると見積もり通りに工事が進まないことで資金不足見まわれ、当初計画の高さより低くすることになりました。
それでも当時世界一の高さを誇った320mのエッフェル塔を超えて世界一になりたいということで、キリのよいゾロ目の333mに決まったと言われています。
東京タワーの修繕工事
東京タワーでは今までにもさまざまな改修工事や修繕工事が行われています。
- 塗装の塗り直しおよび防水工事
- 展望台の改修工事
- エレベーターの改修工事
- 照明などの点検および取り替え
去年60周年を迎えた東京タワーですが、その際も250mの特別展望台を「トップデッキ」と名前をかえるともに改修工事が行われました。新しい展望デッキは鏡の装飾に光をあて、空間全体の雰囲気を一新したり、香りや音などを組み合わせた演出などエンターテイメント要素がふんだんに盛り込まれたものに生まれ変わりました。
今後も東京タワーを観光名所として維持するために、さまざまな改修工事が行われていくでしょう。