手すりを取り付ける費用の相場は?【大規模修繕】
高齢化社会が進んでいる現代では、高齢者の方が快適に過ごせるようマンションでもバリアフリー化が進んでいます。段差をなくす工事やスロープの取り付け、自動ドア、エレベーターなど、バリアフリーにできる場所はマンション内にも数多くあります。
今回はその中のひとつ、共有部分にとりつける手すりについてご紹介します。
手すりの重要性
手すりの役割は?
手すりは歩くときや階段をあがるときなどに体にかかる負荷を軽減してくれるもので、街中でもよく見かけるかと思います。
高齢化が進む現代では街中や公共施設だけではなく、住宅やマンションの室内にも手すりを設置する家庭も増えてきています。
階段や廊下に手すりを設置する効果
手すりによって高齢者の方や怪我をしている方などが快適に生活できやすくなります。また体への負荷を軽減してくれるだけではなく、廊下や階段で転倒するといった事故を防ぐことにも繋がります。
- 階段の上り下りでバランスを崩す
- 足を踏み外す
- 雨の日に廊下で滑って転ぶ
このような廊下や階段で起こりうる事故は、高齢者の方や怪我をされている方だけでなく誰にでもありえることです。
このようなときに手すりがあることによって事故を未然に防げたり、万が一のとき大怪我になるのを避けることができます。手すりは人の動作を円滑にするだけでなく、危険からも身を守ってくれる重要な役割があるのです。
手すりの種類
手すりにもいくつかの種類があります。
I型手すり | 壁に対して、横にも縦にも設置することが可能で、設置の仕方によって役割が変わります。 |
---|---|
L型手すり | I型の縦と横両方の役割を担うことができる。 |
便器用手すり | 立ち上がったりする動作を楽にしてくれる役割がある取り付ける場所によって最適な手すりの種類を選んで取り付けるようにしましょう。 |
手すりを取り付ける費用は?
手すりを取り付けるため費用は 手すりの本体代金 + 取り付けるための工賃 + 諸経費 で決まります。
まず手すり本体の価格相場は、種類や、長さ、大きさによって変動はありますが、1メートルあたり約5000円~8000円が相場とされています。ただしステンレス、金属、樹脂などさまざまな手すりがあり、グレードによっては2万円を超えるものもあります。
工賃の相場は約30,000円~50,000円です。工賃も取り付ける本数や長さによって変動するので注意が必要です。