災害から生活を守る!停電に強い家造りとは?
台風や地震によって大規模な停電が起こることがあります。今年も自然災害によって停電が引き起こされ、多くの人の生活が困難になる被害が目立ちました。
このような停電には住宅を見直すとある程度対策することが出来るのをご存知でしょうか?
今回は停電から守ってくれる住宅、家づくりについてご紹介いたします。
停電になっても不自由しにくい工夫
住宅の窓の位置を考える
停電で最も困るのは、夜に灯りがなくなることだと思います。この対策として大切なのは窓の位置で、十分に光が入るように方角を考えて設計してもらうといいでしょう。
窓から自然の光が入る家にしておくことで、昼間は自然光で明るく、夜も月の光である程度明るい部屋を作ることができます。また、外の光を取り入れることは停電でないときも風情を感じることができるのでオススメです。
太陽光発電の自立運転モード
停電すると太陽光発電システムは普段とは異なる動きをします。通常、太陽光発電によって作られた電力は自宅で使われるか、余分な電力は電力会社に売ることが出来ます。しかし停電時にはこのシステムは使えなくなり、自立運転モードに切り替えることになります。
自立運転モードに切り替えることで晴れた昼間は問題なく発電することが出来るようになり、ある程度家電も自由に使うことが出来ます。しかし悪天候時や夜間は発電がストップしてしまいますので注意しましょう。
太陽光発電があるから停電に完全に対応できるようになるかと言われると不安が残りますが、無いご家庭に比べると圧倒的に便利です。
薪ストーブは停電時の強い味方
寒い季節の停電は暖房器具が使えなくなるので死活問題です。そんなとき「薪ストーブ」は強い味方になります。電気が使えなくても薪を燃やすことで暖を取れるだけでなく、炎には心を落ち着かせる効果があると言われているので、停電時の不安な気持ちも和らげることが出来ます。
機種によっては調理器具として使えるものもあるため、もしもの備えとしては優秀なパートナーとなり得るでしょう。
環境に優しいオフグリッドシステム
停電時の強い味方として注目されているのがオフグリッドシステムです。
オフグリッドとは電力会社から家庭へ送電する際に使うような電力網にはつながっていない電力システムのことをいいます。電力会社に頼ることなく、自然エネルギーから変えた電力を自由に使うことが出来ます。
ほぼ自給自足のエネルギーであるため、停電時にも安定して使用することが出来ます。今までは緊急時に電力が途切れると危険な病院などで採用されていたシステムでしたが、最近は各家庭向けのものも注目されています。