建具とは?種類や交換について【大規模修繕】
建具とは何か皆さまはご存知でしょうか?
大規模修繕工事の中にも建具を取り替えるタイミングはたくさんあります。大規模修繕工事を依頼する前に、そもそも建具とは何かをしっかりと把握しておきましょう。
建具は身近なところに
建具とは
戸、障子、襖、など開閉して空間を仕切るものの総称です。
おもに壁(外周壁や間仕切壁)の開口部に取り付けられて扉や窓として用いられることが多く、用途は出入口、通風口、採光、遮音、防犯など多岐にわたります。
建具がないとどうなるの?
もし建具がない場合、生活において下記のような支障が生じてきます。
- 室内がまるみえ
- 雨風が室内に入りたい放題
- 室内が暑い
- 寒い
- 冷暖房が効かない
- 話し声
- 生活音が外につつぬけ
普段守られているプライバシーがなくなり、建具は私たちの生活になくてはならないものなのです。
建具の種類
建具にはさまざまな種類があります。大きく分けると下記の3つになります。
外周建具 | 玄関や勝手口などにあるドア・戸を指して「出入り口建具」と呼ぶこともあります。窓も含め、建物を囲む建具の事です。 |
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外構築 (エクステリア) |
建物の外にある構造物をまとめて表す言葉です。門・車庫・物置・アプローチ・堀・垣根などを指します。 |
内部建具 | 建物の中にあるしきりを表す言葉です。室内ドア・障子・ふすま等を指します。開け閉めがしやすく人が行き来しやすい性能が求められます。設置場所によって、部屋全体を明るくしたり広々と見せたりできます。 |
大規模修繕工事時の建具交換
マンションの大規模修繕時に建具の工事として代表的なのは共用部分の玄関扉です。主に改修工事で塗装や塗替えメインですが、扉に付帯するドアクローザーや蝶番などの部品交換、ドアそのものの交換などもあります。
そのほか、窓のアルミサッシの部品またはサッシ自体を交換することもあります。
共用部分に付帯する金物には下記のようなものがあります。
- 住戸名札
- 階数表示板
- 集合郵便受け
- 面格子
- 金属手すり
- 物干し金物
- 消火栓ボックス
これらは交換できるものは大規模修繕工事に合わせて交換し、スチール製の面格子や手すりは錆を除去して補修などを行います。このように建具とはとても身近な存在であり、マンションの住人の生活やプライバシーを守るためにもとても重要な役割をしているのです。
大規模修繕工事時にも状況をしっかり見て建具の改修工事を行いましょう。