海沿いはシロアリが大量発生?注意点と対処法【大規模修繕】
海が好きで海沿い暮らしに憧れている方も少なくないのではないでしょうか。家の窓からオーシャンビューが広がっていたり、すぐにサーフィンや釣りができるなど、海は楽しいことがいっぱいです。
ですが、実は海沿いの家にはシロアリが大量発生しやすいことはご存知でしょうか?せっかく憧れのマイホームを海沿いに建てることができても、シロアリに資材を食べられてしまっては台無しです。
今回はシロアリについて、またシロアリの対策方法についてご紹介します。
シロアリがもたらす被害とは
シロアリ
白いアリのようなイメージの名前が付いているシロアリですが実はアリとは食性も生態も異なり、どちらかというとゴキブリの仲間です。シロアリ木を主食とする昆虫で、木造住宅にとってはこれ以上ない天敵になります。
しかし森では倒木を土に還すための分解者として必要とされており、自然界にはなくてはならない存在です。
建材の強度が極端に下がる
シロアリの栄養源は木材に含まれるセルロースです。シロアリは木造住宅の基礎である木の柱の中を中心に食い荒らし木を空洞化してしまうため、建物の強度が極端に下がってしまうのです。
高湿な場所の湿気った木材を好むため、お風呂場や、洗面所、台所などの水回りに被害が集中する傾向があります。
なぜ海沿いにはシロアリが発生する?
シロアリが発生しやすい条件
シロアリは乾燥や日光が嫌いで意外と弱い生き物です。そのため、湿度が多く日当たりの悪い場所を好みます。海沿いの高湿な条件はシロアリがもっとも好む環境であるため、発生しやすいのです。
海沿い以外にも発生しやすい場所とは
注意が必要なのは海沿いだけではありません。高湿な場所であればシロアリが発生する可能性はおおいにあります。家の近くに河川や池があったり、井戸水が豊富に沸いている土地であるなど水気が多ければ海沿い同様に注意が必要です。
シロアリを見つけたらどうすればよいのか
シロアリは基本的に暗いところを好み、木の表面にもいるわけではないので比較的みつけにくい生き物です。しかしいざシロアリを見つけたり、蟻が外から中に侵入する蟻道などの穴を見つけたりした場合もまずは刺激を与えないことを意識しましょう。
刺激を与えてしまうとシロアリがさまざまな場所に散らばしまいます。何かしらでシロアリが確認できた時は早急に業者に呼び駆除してもらうことがオススメです。