マンションに湿気は大敵!湿度を適正に保つ方法は?【大規模修繕】
マンションにとって湿気は大敵ということはご存知でしたでしょうか?
特に冬場は部屋が乾燥するため、風邪の予防として加湿器をつける人も多いと思います。しかし部屋の中に湿気が溜まっていると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
ではなぜマンションには湿気が大敵なのでしょうか?そしてどのようなトラブルが生じてくるのでしょうか?
今回はマンションと湿気の関係について、ご説明していきます。
高湿気だと部屋はどうなる?
湿気が溜まってしまうと、室内にカビが発生してしまう恐れがあります。特にカビが発生しやすい場所は下記などが挙げられます。
- 洗面台
- キッチン
- 押入れ
- 家具と壁の間
押入れなどに洋服や布団が入っていると、その洋服や布団にもカビが発生してしまいます。また室内の空気も悪くなってしまうので、体調が悪くなることもあります。
また、湿気による影響はカビだけではありません。マンションの壁は、壁紙が下地材の上に接着剤で貼られています。壁紙はそもそもが紙ですので湿気に弱く、高湿気の部屋であれば壁紙が縮んでしまいめくれ上がることもあります。
マンションで湿気のたまりやすい階とは
マンションで湿度が高くなりやすいのは、特に1階だと言われています。
1階は地面と一番近いため湿気を吸収しやすく、地面が雨で塗れるなどしたら湿気が一階に入ってきやすい環境です。また、防犯のために窓などを閉めている人も多く、換気をする機会が少ないのも原因のひとつになります。
湿気をとる方法
湿気の対策はいくつか方法があります。
- 定期的に換気をする
- 日中換気扇を回しておく
- タンスや押入れの中には乾燥剤をおいておく
- 家具と壁の間に数センチのスペースを作る
- 除湿機などを使い除湿する
お金のかからない方法としては、やはり換気するというのが有効的だと言えます。ただ部屋によっては換気がうまく仕切れない部屋もある場合は、乾燥剤や除湿機などで対策をするようにしましょう。
適度な湿度とは
日常生活においての快適な湿度は40%~60%とされています。
40%以下であればインフルエンザウイルスが活発になってしまい、60%以上でカビ菌が活発になってしまいます。この40%~60%を維持することで、快適なマンションライフを送ることができると言えるでしょう。
マンションの構造や階数、間取り、季節によって、湿度を保つのに最適な方法は変わってきます。場所によっては加湿器が必要になる場所もあるでしょう。住まいのマンションのことを良く理解し、しっかり対策をしていくことが重要です。