建物の基礎下地「石膏ボード」とは?【大規模修繕】
住宅やマンションやオフィスなどの床や天井、壁などに使われている下地には一体どのようなものが使われているのでしょうか?
下地のことを少し知っているだけで、壁にものを取り付けられるかなどインテリアについてのアイデアが広げることができます。
今回はそんな下地についてご紹介していきます。
下地材「石膏ボード」
石膏ボードとは
住宅やマンション、オフィスなどでよく使われる下地材として石膏ボードというものがあります。石膏ボードとは別名プラスターボードとも言われることがあり、建材としても安価に手に入れることができます。石膏ボードは生名前の通り石膏からできています。
石膏ボードの特徴
石膏ボードの特徴はいくつかあります。
- 遮音性が高い
- 主成分が石膏のため、燃えにくい
- カッターなどでも切れる
- 安価に手に入れることが切れる
カッターなどで切ることができるため使い勝手がよく、石膏ボードの中でも分厚いものを選べば不燃の建材とても使用することができます。
石膏ボードを見分ける
自宅や自室の壁が石膏ボードかどうかを見分けておくことは、家具やモノなどを壁に取り付ける際に役立ちます。
石膏ボードの主成分は上記でも説明したように石膏になります。例えば石膏に細いピンで刺しても、そのピンに少し荷重がかかるだけで抜け落ちてしまいます。これを知らずにピンでモノを取り付けてしまったり、吊るしてしまうとモノが落ちてくる危険性があります。
壁に何かを取り付ける前に壁の素材がコンクリートなのか、木材なのか、石膏ボードなのかをしっかりと確認をしましょう。
石膏ボードの見分け方
壁が石膏ボードかはピンを刺してすぐに抜くことで簡単に知ることができます。ピンの先端に白っぽい粉がついていればその壁は石膏ボードです。
ピンによって穴が開くのが気になるなら叩いて判断する方法もあります。
大規模修繕工事のときにも取り替えられる?
マンション大規模修繕で空き部屋のリノベーションの工事で間取りを変えたい場合、もともとある石膏ボードを取り壊したり新たな場所に石膏ボードを取り付けたりする場合があります。
石膏ボードは下地材として取り付けた後、その上から壁紙やタイルを貼ることができるため室内の雰囲気を変えることにも使われます。