工事で活躍する両面テープ!どんなところに使われている?【大規模修繕】
両面テープは100均にも売っているような身近な道具です。工作で使ったり、ご家庭にあるという方も少なくないと思います。生活のいたる場面で使用される両面テープですが、実は工事現場などでも活用されているのをご存知でしょうか?
工事で使われる両面テープも一般的に売られている両面テープと用途や使い方は一緒です。しかし、粘着力や大きさに大きな差があります。
今回で現場で活躍する両面テープについてご紹介していきます。
現場で使える両面テープ
両面テープとは表と裏がどちらも粘着する接着テープで、物と物を貼り付ける役割を果たします。
使用する目的や場所、環境によって両面テープに求められる機能性はさまざまです。ニーズに合わせて進化してきた両面テープは、素材や粘着力によってたくさんの種類があります。
屋外用の両面テープ
屋外では主に自動車の外装・内装、建材の貼り付けや固定等に両面テープが使われています。そのため素材や粘着剤の特徴としては耐候性、耐熱性、耐水性、耐寒性に優れていたり、強い粘着力を持っているなどがあげられます。
また、接着面にあらゆるものが馴染むよう、柔軟性や強度に優れたゴム素材が使われているものもあります。
屋内用の両面テープ
一般向けの工作、掲示物の貼り付けで使用される紙素材の両面テープは、手切れや作業性に優れており、繰り返しの貼り付けにも対応できる再剥離性を持つものもあります。
カーペットやベニヤ板等の凹凸面への貼りつけは布素材のテープが最適でよく使われています。
大規模修繕工事でも使用される両面テープ
マンションやビル、住宅などでの改修工事などではどのようなところで両面テープが使われているのでしょうか?
屋外の場合、例えば下記のような場所に両面テープが使われています。
- ビル等のサインディスプレイのフレーム固定
- 住宅の金属屋根の固定
- 住宅玄関ドアのモール固定
一方屋内の場合は下記のような場所になります。
- エスカレーターのサイドガラスの固定
- エレベーターのコントロールパネル、内装の固定
- システムキッチンの扉、シンク、カウンターの固定
- バスルームの鏡、テレビ装置内の基材の固定
- トイレの便座、手すりの固定など
このように両面テープが活躍するところはさまざまです。
両面テープのメリットは施工後の見た目をきれいに仕上げることができるという点です。建材を固定するために、釘やネジ、金属板を使用することないので見た目を綺麗にすることが可能です。ただし粘着力、強度によっては使えないところもあるので、用途や場所を考えて両面テープを使うようにしましょう。