労災防止!現場で安全に工事を進めるための対策
工事現場は重機の使用をはじめ危険な作業を伴うことも多いため、安全面に関しては特に徹底した管理が求められます。しかし建設業界全体を見ると事故の発生件数は決して少なくはないと言えるでしょう。
工事現場ではたった一度のミスや、ふとした注意不足が重大な事故につながる可能性もあります。事故の発生を防ぎ、リスクを抑えるにはどのような対策が有効なのでしょうか?
現場での労災を防ぐには?
墜落・転落防止の徹底
建設現場では昔から起こりやすい災害がいくつかあり、中でも墜落や転落による事故がもっとも多くなっています。作業中に墜落や転落の事故を起こしてしまう原因はいくつか考えられます。
- 足場の固定が完全にされていなかった
- 足場の手すりを十分に設置できていなかった
- 安全帯を使用していなかった
これらは足場での作業を安全に行うための基本的なポイントですが、作業に慣れてくると見落としてしまいがちです。初心を忘れずに基本的な措置を徹底することで、墜落や転落の事故を防止していきましょう。
作業手順の確認をする
ミーティングなどによって作業手順をチェックして共有し、事故を未然に防げるようにしましょう。作業手順を確認するのは新人や新規の職人さんのためだけでなく、工事に慣れた職人さんにも大切なことです。
どんなに経験のあるベテランであっても事故に遭ってしまうことはあります。それは先ほどお話したことにも繋がりますが、経験による「慣れ」が逆に油断を生んでしまうからです。
作業手順の確認は新人が手順を覚えるだけでなく、ベテランの職人が慣れから作業を省略するのを防ぐのにも重要です。
コミュニケーションを取る
現場監督と職人さんの間でコミュニケーションがよく取れている現場は事故が少ないと言われています。
昔は「現場監督と職人さんが仲良くしすぎると作業についての細かい要望を言いづらくなるから必要以上に交流しないほうがいい」と言われた時代もありましたが、現在では逆にコミュニケーションを取ることが工事の品質アップや事故防止につながるとされています。
実際、作業員同士で確認し合いながら工事を進めたり、現場監督が話を聞いて状況を把握しておくことで現場のミスは少なくなります。
環境を快適に整える
現場仕事は身体が資本なので健康管理は非常に重要です。
例えば炎天下での作業は熱中症のリスクが高まるため、水分補給のための設備や適切な温度管理がされた休憩所が必要です。また、最近は感染症の問題もあるためウイルス対策も必須です。複数人が使用する事務所や車両は感染が広がる原因になることがあるので、徹底した除菌・抗菌を心がけましょう。
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さらに、近年は全ての業種で精神障害による労災請求が増えています。身体への負荷だけでなく、作業員の精神的なストレスへの対応も必要になってきています。
工事は安全第一!
株式会社ACEは創立以来半世紀以上にわたって、重大事故発生数0件をキープし続けています。
これからも事故防止に取り組み、安全第一の工事を続けていきます。