ペンキと塗料の違いとは?外壁塗装で使うのはどっち?【大規模修繕】
マンションや住宅の大規模修繕には塗装工事があり、その際は塗料を使います。しかしDIYで同じように塗装しようとした場合、ペンキを使うことも多いと思います。
塗装工事で使われる「塗料」と、DIYで使われる「ペンキ」は同じなのでしょうか?
今回はペンキと塗料の違いについてご紹介します。
ペンキと塗料の違い
結論からお伝えすると、塗料とペンキは別物になります。この2つは成分や役割などに違いがあります。
ペンキとは?
ペンキは植物性オイルをベースにした合成樹脂ペイントのことを言います。もともと日本の外壁塗装には、昭和の中頃まではペンキが使われていました。
その後さまざまな機能面、作業性、美粧性などの優れた塗料が開発されたことで置き換えられていきました。
塗料とは?
塗料とは、顔料・樹脂・溶剤などを混ぜて作られているものを指します。外観を美しくするだけではなく、対象物の保護や特殊な機能を付与する役目があります。
大規模修繕工事で使われているのはペンキではなく塗料です。塗料は種類が多く、それによって金額もバラバラです。近年では断熱性のある塗料や臭いがでにくい塗料、耐候性が高く雨風に強い塗料などさまざま開発されています。
ペンキのメリット・デメリット
施工がしやすく低価格
ペンキのメリットは施工がしやすく、低価格で販売されているということです。ホームセンターでは合成樹脂調合ペイントというものが販売されています。
- 修繕工事ではない
- DIYで使う
- 気軽に色を塗りたい
- 少しの期間だけ雰囲気を変えたい
これらのニーズであればペンキを選んで使用してもよいでしょう。
耐候性が低く修繕工事むけではない
ペンキと塗料にはさまざまな違いがありますが、特に大きな差は性能にあります。
ペンキは塗料に比べて耐候性が低く、もしペンキで塗装すると短いスパンで再塗装が必要になります。ペンキでの外壁塗装は変色や劣化が起こりやすくなってしまうため、大規模修繕工事などの塗装工事には塗料が向いていると言えるでしょう。
塗装の際は違いに注意
自分で材料を揃える際、塗料とペンキの間違いに注意しましょう。値段が安いからという理由だけでペンキを選んでしまうと、全く成分や機能性が違うので手遅れになってしまうこともあります。