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2020.08.11|ブログ

屋上防水の工法の種類!マンションの大規模修繕工事に最適なのは?

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大規模修繕工事の内容として代表的なものにマンションの屋上防水工事があります。防水工法にはいくつかの種類がありますが、自分のマンションにはどれが適切なのでしょうか?

今回は屋上防水工事の種類について解説していきます。

 

屋上防水工事の種類

ウレタン防水工法

耐用年数 約10年
工期 4~5日

ウレタン防水工法とは、ウレタン樹脂で防水層を形成する工法です。液状のウレタン樹脂を流し込む施工をするため、どんな形の屋上にも対応することができます。施工が簡単で比較的費用も安価になるため、現在行われている屋上防水の半分以上はウレタン防水工法と言われています。

ウレタン防水工法には、通気シートを設置してその上からウレタン樹脂を流し込む通気緩衝工法と、下地を直接流し込む密着工法の2種類があります。密着工法は屋上の防水工事に使われることはほとんどなく、多くのケースでは安定した防水機能がある通気緩衝工法が使われています。

 

シート防水工法

耐用年数 15~20年
工期 4~5日

シート防水とは、シートを被せることで防水層を形成する工法です。シートには塩化ビニル系ゴム系の2種類がありますが、現在ではほとんどのケースで塩化ビニル系が使われています。

シートを被せるので既存の防水層を撤去する必要がなく、屋上全体の防水や雨漏りの改修にも使われています。ウレタン防水と同じくらいの施工単価ですが耐用年数は長く、費用対効果の高い防水方法と言えます。

 

FRP防水工法

耐用年数 8~10年
工期 2~5日

FRP防水工法は、ガラス繊維製のシート樹脂塗料を重ねて塗ることで防水層を形成する方法です。軽量なので建物にかける負担が少なく済み、丈夫な塗膜ができるので上に重量物を載せても耐えることができます。

 

アスファルト防水工法

耐用年数 15~25年
工期 6~7日

アスファルト防水はアスファルトを使った防水工法で、面積の広い大規模な屋上防水工事で使用されることが多いです。トーチ工法や熱工法などの種類がありますが、現在主流なのはアスファルトの臭いがあまり発生しないトーチ工法です。

 

マンションの大規模修繕工事に適した工法は?

このように屋上防水の方法はさまざまありますが、マンションの大規模修繕工事にはどれが適しているのでしょうか?

まず覚えておきたいのが、ウレタン防水以外の工法は業者が対応していないことも多いため、施工をお願いする業者を探すのに一苦労するかもしれません。これを前提として、施工が簡単でコストも安価なのがウレタン防水シート防水、耐久性が高く耐用年数も長いのがFRP防水アスファルト防水です。

屋上防水の工法を選ぶには、劣化までの期間やメンテナンスの有無、重量などを見て十分に協議した上で検討しましょう。

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