住宅とは違う?マンションでの水漏れ対処法
自分が住んでいる部屋で水漏れが起こると気分が沈んでしまうものです。
とくにマンションで水漏れが起きた場合、原因となった箇所によってどこに責任が出てくるのかなど複雑な問題に発展することもあります。
もしマンションで水漏れを見つけた際にはどのように対応したらよいのでしょうか?
今回は困った水漏れの原因、そして対処法をご紹介します。
1. 雨漏りの原因は上の階だけではない
水漏れ、雨漏りは建物の内部に水が入り込み、建物の劣化の進行を早めてしまうことにもなりかねません。
下記の記事にもどのような影響があるのかを記載しておりますので、ご参考ください。
関連ブログ:【大規模修繕】防水工事の内容と必要性
では、水漏れはなぜ起きるのでしょうか?
水は基本的に高いところから低いところに流れてくるものですが、だからと言って必ずしも上の階が原因とも限らないのがマンション水漏れのやっかいなところです。マンションの構造、配管の位置によっては、全く別の場所から漏れ出ている場合もあります。
水漏れの主な原因としては、下記のような例があります。
- 配管が劣化している
- 屋上防水の不備、または劣化で階下に水が流れ込んでいる
- 雨どいにゴミが詰まってしまい配管から水が漏れ出ている
- 水を使い過ぎて防水処理の高さを超えてしまっている
このように一概に上の階が原因とも言えません。
2. 水漏れを発見したら原因をつきとめる
水漏れを発見したら、まずはその原因がどこにあるのかをはっきりさせることが大切です。
マンションで水漏れが発生した場合、一般的な住宅での水漏れとはまた違った問題が出てきます。それは、誰が水漏れの責任を負うのかというものです。
マンションでは、どこの誰が原因かによってこのあとどう対処するかが変わってきます。この責任には後々金銭も絡んできますので、水漏れを発見したらまず原因をつきとめましょう。
また、後から証拠が必要になることもあるので、水漏れした箇所は写真で残しておくと安心です。
3.責任は誰がとる?
個人が責任を持つ場合
個人が責任を持つケースには以下のような例があります。
- 使っていた洗濯機が壊れて階下に水が流れ込んだことによる水漏れ
- 所有する部屋にあるトイレの詰まりが原因の水漏れ
- 個人が大量の水を使用したことでの水漏れ
このようなケースはいずれも水漏れの原因が個人の部屋にありますので、個人が賠償責任を負うことになります。
また、マンションでは共有部分とされるバルコニーなどで発生した水漏れも、原因がもし個人で所有している洗濯機などにあった場合は個人の責任となります。
個人以外が責任を持つ場合
特定の部屋や個人が原因ではない場合、責任はマンションの管理組合や工事を請け負った会社が取ることになります。例えば下記のようなケースがあります。
- 共有部分で起きた水漏れ
- 配管の劣化による水漏れ
- 工事の不備や欠陥による水漏れ
ただ、どこまでを個人の責任として割り振るかはマンションによっても変わってきます。気になる場合は規約を確認してみてください。
マンションの水漏れは早急に原因の解明を
このようにマンションの場合は責任がどこにあるかが非常に大切になります。
小さな水漏れも大きなトラブルに発展する場合があるので注意しましょう。
また、水漏れを含めマンションに関して気になる点や不明点などがあれば、修繕工事専門業者である株式会社ACEにお気軽にご相談ください。