マンションの大規模修繕!費用の相場はいくら?
マンションの大規模修繕、費用の相場は気になる部分だと思います。相場が分からないと業者の提示した値段が高いのか安いかの判断も難しくなります。
マンションの大規模修繕に必要な費用の相場とは、いったいいくらなのでしょうか?適性な金額で大規模修繕を行ってもらうために、まずは目安から知っていきましょう。
マンション大規模修繕費用の目安は?
あくまでも目安になりますが、費用の相場は計算で求めることが出来ます。
一般的な目安をしっておく
マンションの大規模修繕費を考えるときにひとつの目安になるのが「戸数×100万」です。
修繕費用は一般的に、一戸あたり100万円前後とされています。これをもとに、仮に30戸であれば2000万~4000万、40戸であれば3000万~5000万と前後に幅をもたせて考えておきましょう。
条件によって大幅に金額が変わるため要注意
建物が劣化するスピードや修繕が必要になる箇所は環境によって大きく変わります。日本だけで見ても都道府県によって気候はさまざまですので、実は国内でも地域ごとに劣化スピードが違います。
また高層マンションや珍しい構造をしているマンションは、工事に特殊な機材が必要になったり工事の期間が長くなったりすることがあることから、目安から大幅に費用が変わることがあります。
大規模修繕の工事内容は?
マンション大規模修繕の工事内容の項目はさまざまあります。代表的なものだけでも下記の通りです。
建築系 | 外壁塗装、屋外防水、廊下や階段の修繕、鉄部塗装、共用部の内装など |
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機械設備系 | 給水設備、排水設備、ガス設備、自動ドアなど |
電気設備系 | 照明器具、受電・変電設備、避雷針など |
外構土木系 | 駐車場、ごみ置き場など |
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大規模修繕工事ではこれらの修繕をすべて一度に行うというわけではなく、どれが必要かは事前の診断をもとに決められます。
大規模修繕は計画的に
大規模修繕をしっかりと行っていなければ外壁から入り込んだ雨水が侵入して内部の構造材などが悪くなったり、劣化がどんどん進む原因になります。
結果マンションの寿命が一気に削られてしまい資産価値が下がったり、震災がおきた際の倒壊リスクも上がってしまいます。大規模修繕は多額の費用がかかりますが、建物の資産価値を向上するための工事でもあります。
しっかりと計画を練った上で行いましょう。