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2018.12.21|ブログ

マンションを退去する際の費用はどう決まる?【大規模修繕】

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(株)ACEで工事の管理者を務めております。ウェブブログやSNSも担当しております。

引越しなどでマンションを退去する際、退去費用がいくらになるのかについて心配される方がよくいらっしゃいます。マンションを出るときには入居した際の契約がどうだったかも記憶があやふやになっているものです。「敷金はいくら払った?」「退去時の注意点は何か言っていた?」など、思い出せなくて確認が必要になる方も多いでしょう。

今回はそんなマンションから退去する際の注意点などご紹介します。

 

1. 契約書をしっかりと確認する

敷金・礼金の違い

まずは敷金礼金の違いをしっかりと理解しておきましょう。

礼金は一般的に家主に対して御礼として手渡されるお金であり、退去時には戻ってきません。

対して敷金退去時に戻ってくるお金になります。ただし全額必ず返ってくるというわけではなく、退去するときの部屋の状況によって返金額が違います。一般的には預けた敷金から退去時にかかる退去費用を差し引いて、残った額が借主に返金されます。

なぜ敷金という制度があるかというと、退去の際に退去費用が払えないという状況を避けるためです。

 

退去費用は最初に払っているか

物件の契約時に退去費用またはクリーニング代という項目で、あらかじめ退去にかかる費用を支払うケースがあります。敷金を取らない代わりに、事前に最低限の退去費用をマンション側に払っておきます。このケースは敷金礼金0円物件に多く見られます。

このように、契約時に何かしら費用を払っているかどうかでも退去時の費用は変わってきます。必ず契約書を確認しておきましょう。

 

2. 退去費用が高くつくケース

退去費用が高額にならないためにも確認しておきたいのが、自然劣化ではない壁や床の損傷がないかどうかです。自然劣化による汚れは一般的なクリーニングで済みますが、そうでないものは追加料金が発生します。例えば壁に開けてしまった穴、ペット禁止のマンションで犬や猫を飼っての引っかき傷、タバコによる壁の黄ばみなどが追加料金の対象になります。なるべくそういったことがないよう、普段からマンションは大切に扱っていきましょう。

壁の破損などに関しては個人で修理できるケースも多いので、できそうなら退去前に修理しておくのも良いでしょう。

 

3.  特例の退去の場合

大規模修繕時のトラブルによっての退去

マンションの大規模修繕工事期間中は、何かとトラブルが起こりやすい期間になります。大規模修繕中に発生した住民と管理者間のトラブルが原因で退去を決めた場合、これは通常通りの退去費用がかかってしまうことがほとんどです。

大規模修繕はマンションを守るために必要不可欠な工事ですので、大規模修繕工事が理由のトラブルで退去費用が安くなることはほぼないでしょう。

 

 立ち退きや家主都合での強制退去の場合

市や町のインフラ開発によって立ち退きが必要になったり、家主都合での強制退去に関しては、退去費用また引越し費用をマンション側が負担してくれるケースがあります。金額はさまざまですが、入居者都合ではない退去の場合はこのような手当てがでることもあります。

 

ここでは一般的な場合をご紹介させていただきましたが、マンションの契約内容によってはこの限りではないこともあります。退去時に発生するトラブルの件数はとても多いので、入居時からしっかりと契約内容を確認しましょう。

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