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2020.02.04|ブログ

【マンションリフォームマネージャー】マンションリフォームのスペシャリストとは?

この記事を書いた人

(株)ACEで工事の管理者を務めております。ウェブブログやSNSも担当しております。

住まいをより暮らしやすい環境に変えられるリフォーム。長く住んでいると、経年劣化による設備の老朽化汚れなどが気になって「そろそろリフォームを……」と考えることも多くなってくるのではないでしょうか?

マンションのリフォームは戸建て住宅よりも制限配慮しなければいけない点多く、考えることも複雑になってきます。そんなマンションリフォームをスムーズに行えるようにサポートしてくれるのが、マンションリフォームマネージャーです。

今回はマンションリフォームでの注意点と、マンションリフォームマネージャーの資格についてご紹介します。

マンションのリフォーム前の注意点

専有部分と共有部分

マンションは戸建て住宅と違い、個人で勝手にリフォームしてはいけない部分と自由にリフォームしていい部分とに分かれています。マンションには区分所有法という法律に沿ってつくられた管理規約使用細則というものがあり、住人はこれらを守って工事をしなくてはなりません。

基本的にリフォームをして良い場所は専有部分、リフォームできない部分は共有部分と呼ばれています。

主な共有部分は下記のような場所です。

  • ベランダ
  • 窓のサッシ
  • バルコニー
  • エレベーター
  • エスカレーター

間違えられやすいですが、窓のサッシはマンション全体の所有物とされる共有部分に入ります。そのため窓のサッシを含むリフォームする場合は管理組合への申請決議の可決が必要になります。

 

工事の前に配慮しなくてはならないこと

マンションのリフォーム工事前には下記のポイントを気をつける必要があります。

  • 管理組合への申請
  • 近隣の住民の方への挨拶、お断り
  • 住宅設備の増設の有無

事前に管理組合へ申請を行うのはもちろん、近隣の方々へのお断りや挨拶も前もって行わなければなりません。工事中には騒音や資材の運び込みなどで近隣に迷惑をかけることもありますので、リフォームの期間がどれくらいかをあらかじめ伝えるなどの配慮は忘れないようにしましょう。

 

マンションリフォームマネージャーの資格

マンションリフォームマネージャーとは?

マンションリフォームマネージャーとは1992年に新しく制定された資格です。マンションの専有部分のリフォームについて、プランの提案を行ったり工事の調節を行ったりします。

 

マンションリフォームマネージャーの試験内容

資格試験を受けるのに必要な条件は特にありません。試験内容は学科試験と設計製図試験に分かれており、大まかな内容は下記のようになります。

学科試験
(50問/120分)
マンションリフォームに関する専門知識(計画・基礎知識、法規・規約・制度、マネジメント、住戸内各部のリフォーム、設備のリフォーム)
設計製図試験
(1問/180分)
マンション専有部分に係るリフォーム設計図書の作成

近年の合格率は約25%ほどとなっています。

試験に合格してマンションリフォームマネージャーとして認められるとマンションのリフォームだけでなく、マンション管理マンション大規模修繕工事の分野でも活躍できます。

 

マンションリフォームのスペシャリストになりたい、またはマンションリフォームのスペシャリストを探しているという方は、この資格に注目してみてはいかがでしょうか?

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