大阪の激安マンションと言えば、どういうイメージをもたれますでしょうか。
いわく付き？不良物件？そのようなイメージを持たれている方も少なくないと思います。

実際、激安マンションはなぜ激安マンションなのでしょうか？
今回はその理由も含めて解説していきます。

１.  激安マンションの秘密

 いわく付きマンション

マンションの価格が相場と比べて不自然なぐらい安い場合、そのマンションは「いわく付き」である可能性があります。

では何をもって「いわく付き」と言うのかというと、実はこれと言って決まっているものはありません。一般的には、次の入居者にとってマイナスイメージになる出来事とされています。

次の入居者がマイナスに思うような何かがあった場合、そのマンションの機能や造り自体に問題が無かったとしても、他と同じ条件で提示されていたら優先順位を低くされてしまう可能性があります。ですので、マンション側は入居者が見つかりやすくするために、家賃を1/3程度に下げるなど破格の条件を提示するのです。

分かりやすく明らかに値段が違うなどしていれば“いわく付き”のマンションかは物件探しの段階で気が付くことが出来ますので、もし少しでも気になる点があったのなら不動産の担当者に確認してみましょう。不動産の担当者は理由を必ず次の入居者に告知する義務がありますので、なぜその価格なのか教えてもらうことが出来ます。

いわく付き以外の激安マンション

マンションが激安になるもうひとつの理由は入居者が進んで住みたがらない物件であることです。

このような物件の例としては、下記のようなものがあります。

• 日当たりが全くない
• 治安の悪い場所にある
• 間取りの使い勝手が非常に悪い
• 線路の真横で騒音がひどい
• 交通の便が悪い地域にある

このようなマンションの場合、人気が無くて残ってしまうのを防ぐためにマンション側が値段を下げている場合があります。

しかし、逆に考えると上記のうちひとつでも「自分は気にならない！」というポイントがあれば、それだけでも激安物件を探せるチャンスになります。価格を抑えたい場合は検討してみても良いでしょう。

ただし、住んでから後悔しないように、しっかりと考えてから決めましょう。

２.  マンションそのものを購入する場合

ここでは投資マンションなど、マンションを購入する際の話になります。

購入する際も、基本的に物件が安くなる理由は賃貸マンションの場合と一緒で、人が住みたがらない物件というのが一番になります。他には大規模修繕工事の前という事で売りに出されている場合も要注意で、マンション自体は安く買えてもすぐに大規模修繕工事が必要になり追加で何千万もの費用がかかるというケースもあります。

「上手い話には裏がある」とはよく言いますが、これはマンションにもあてはまります。激安マンションを見つけたらまず、なぜ激安なのかを不動産の担当に聞いてみましょう。