高所作業に注意!工事現場の周囲を通るときに気を付けたいこと
周辺で高所作業をしている歩道では、建材が落下してくる危険性はゼロではありません。歩行者側もしっかり意識しておくことで、危険を回避できる可能性が高まります。
今回は万が一の危険を回避する歩行者側の意識についてお話します。
高所で行われる作業
マンションの大規模修繕や高層ビルの塗装や清掃など、高所作業はさまざまな場所で行われています。こうした作業中、3階以上の高さから建材や道具などが落下して下の歩行者に直撃してしまえば、最悪の場合死亡するケースも考えられます。
高所の工事ではほぼ必ず足場が組まれます。足場は建物の建設時や塗装、防水工事、看板の取り付けなどさまざまな工事で見かけます。そして建材が落下するのは足場からであるケースが高いようです。
落下物が通行人に当たった事例
今までにも工事中に建材が落下して通行人に当たった事例があります。
- 高所での工事中5kgの鉄パイプが落下
- 設置されていた重さ25kgの看板が落下
工事中だけではなく、施工後の建材や看板が落ちてしまったケースなどもあります。
落下による事故はどこでも起こりうる事故です。もちろんこのような事故を起こさないために作業員も細心の注意を払って作業をしており、万が一何かが落下しても受け止めるネットがつけられていたりと対策がとられています。それでもこういった事故が起こる可能性はゼロではないことを頭の片隅に入れておくことが大切です。
高所作業中の場所には近寄らない
高所で工事をしているところには必要以上に通らないようにすることが一番の対策です。どうしてもその道を通らなければならない場合は、少し早歩きでその場を去るようにしたり、少し上を気にしながら通りすぎることが大切です。
工事現場を見ると対策として「◯m離れて歩行してください」と注意喚起をしていることもあります。歩行者は張り紙や掲示物の内容を把握して通行することを心がけていきましょう。
さいごに
基本的に高所で工事を行う作業員は、転落やモノが落下しないように最新の注意を払って作業されています。そして転落、落下防止ネットなどの対策も取られており、毎日こういった落下物の事故があるわけではありません。
しかし今までに事例があったもの事実です。近くを通らなければいけないときは少し意識し、素早く移動しましょう。