戸建ての大規模修繕!メンテナンスが必要な箇所は?
建物に長く住み続けるためには、劣化に合わせてメンテナンスを行う必要があります。マンションやビルの工事としてよく聞く大規模修繕工事も経年劣化に対するメンテナンスのひとつです。
戸建住宅も劣化は避けられず、どんな家もいずれはメンテナンスが必要になります。では、戸建住宅に長く住み続けるにはどのようなメンテナンスが必要なのでしょうか。
戸建のメンテナンス
メンテナンスが必要な箇所は以下の通りです。
- 構造体
- 外壁
- 屋根
- 水周り
では、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
構造体
構造体とは、建物の骨組みにあたる部分です。構造体は経年劣化や自然災害によってダメージが蓄積されていくため、定期的なメンテナンスが必要になります。
木造・鉄骨・RCなどの種類がありますが、特に木造の場合はシロアリ被害に注意が必要です。シロアリ対策は5~10年の周期で行う必要があります。
外壁
外壁は雨風や日差しから家を守ってくれますので、日々ダメージが蓄積されています。外壁が劣化すると家の見た目が悪くなってしまうだけでなく、経年劣化により発生したヒビやはがれから雨水が侵入して構造体を傷めてしまいます。
戸建住宅の外壁のメンテナンスは数十年に一度が目安であることが多いですが、具体的には以下の通りになります。
外壁塗装 | 築10年~20年 |
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外壁張り替え | 築30年 |
ひび割れや剥がれは塗装によって修繕することができますが、さらに劣化が進んで破損までしている場合は塗装だけでは修復できません。ダメージが深刻な外壁に関しては張り替えの必要があります。
屋根
屋根も外壁と同じく自然から家を守ってくれるため、ダメージは蓄積されていきます。劣化した屋根のメンテナンス方法には塗装、カバー工法、吹き替えなどがあり、屋根の劣化状況によって適切なものを選びます。
工法別の工事時期の目安は以下の通りです。
屋根塗装 | 築10年~20年 |
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屋根の葺き替え | 築20年 |
屋根の重ね葺き | 築20年 |
また、見た目は問題なくても内部の防水シートが劣化していることもあります。築年数が経っていたり、前回のメンテナンスから長い時間が経過している場合は一度調査してみましょう。
水周り
水回りは頻繁に使用する場所ですので劣化が早い場所です。特にトイレやバスルームはトラブルが起きてしまうと生活に支障がでるため、不具合が発生したら早めの対応が必要です。
汚れは日々のお手入れによって綺麗にすることができますが、それでも悪臭やつまりが発生する場合は給水管や排水管に雑菌が溜まっている可能性があります。配管が腐敗していたり、劣化が進んでいる場合は交換しましょう。
メンテナンスは家の寿命を左右する
家だけでなく、どんな建物も長く住み続けられるかはメンテナンスにかかっています。初めはピカピカの新築だった建物も、年数が経つにつれて劣化が進んでいくものです。
定期的なメンテナンスを行い、機能性を維持して快適に暮らしましょう!