【火の用心!】秋冬は火事が多くなる?火事の原因や対策をご紹介
秋と冬は火事が全国各地で非常に多くなる時期です。しかし、火事の原因になるからと暖房器具なしで秋冬を乗り切るというのはなかなか難しいでしょう。
寒い時期の火事を防ぐには、火事の原因にはどのようなものがあるのかや火事を防ぐにはどうしたら良いのかなどのポイントを抑えておく必要があります。
今回は秋冬の火事について、原因や予防のポイントをご紹介します!
秋冬の時期に火事が発生しやすい理由
湿度の問題
そもそもなぜ秋や冬に火事が起こりやすいのでしょうか?
原因のひとつは湿度にあり、春夏と比べると秋冬の湿度は非常に低くなります。落ち葉をイメージすると分かりやすいですが、乾燥しているものや湿度が低い空間は火がつきやすいです。
また暖房器具であるストーブやヒーターなどを使うことによってさらに部屋の湿度は下がります。このように、秋冬の環境は自然と火がつきやすい状況を作りだしてしまっているのです。
湿度の調整が重要
湿度が低いと火が燃え移りやすくなってしまうため、湿度を高い状態で保てるようにするのが大切です。湿度をあげるためには加湿器があれば手っ取り早いですが、部屋のサイズに合った加湿器でなければ湿度を上手く調節することは難しいので注意しましょう。
湿度をチェックすることができるアプリ
現代では天気予報をスマホで簡単にチェックすることができますが、同時に湿度を確認することもできます。湿度を事前にチェックしておくと加湿器の調整することに役立ちます。こういった日々の細かいチェックも、ゆくゆく火事の予防につながっていきます。
火事の原因で多いのは?
火事の出火原因には下記のようなものが多くあげられます。
- たばこ
- コンロ
- たき火
- 電化製品の配線
- ストーブ
- ヘアアイロン
この中でも多いのが「タバコ」で、火の消し忘れや寝タバコが火災につながるケースが多いようです。次に多いのがキッチンの「コンロ」を火がついたまま放置してしまったことによる火事で、お家で料理をするときは要注意です。
また、現代では女性が身支度で使用する「ヘアアイロン」をつけっぱなしにしたことで火事につながることもあるようです。ヘアアイロンは180度近くまで温度があがり、つけっぱなしにしているとヘアアイロン自体が発火したり、触れたものに火が付くことがあります。
火事への対策
最近は火種が必要な紙タバコではなく電子タバコを利用する人が多くなっています。火を使わないことで、火災につながるリスクは大きく下がるでしょう。
また、キッチンにもコンロではなくIHクッキングヒーターを導入して直火を使わないようにしたり、付けっ放し防止機能がついているキッチンもたくさんでています。
火事は決して人ごとではありません。発生件数が多くなる秋冬の時期は特に意識して生活するといいでしょう。また、建材のメーカーからは燃えにくい床材や壁材が数多く開発されています。リフォームや大規模修繕工事の際には耐火性の観点から建材を選ぶのもいいですね。