マンションの植栽はどうする?リニューアル工事について解説【大規模修繕】
マンションの大規模修繕を機に、マンション花壇のリニューアルを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?花壇はマンションの外観に彩をあたえ、よく手入れされていると印象も良くなります。
今回はマンション花壇のリニューアルについてご紹介します。
マンションにおける植栽の役割
マンションやアパートといった集合住宅では植栽を取り入れているところも多いです。マンションの植栽はただ植物を植えているのではなく、そのマンションに合わせた役割があります。
癒しを与える外観
緑は私たちの心に安らぎを与えてくれます。特に都会のマンションやアパートでは、積極的に植栽を取り入れることは多いです。
マンションの植栽は自然に触れる機会が不足しがちな都会において、緑の豊かさや季節を感じるために重宝されます。綺麗に手入れされている植栽は人々の心に安らぎを与えるだけでなく、マンションの外観を良く見せて印象をアップしてくれるでしょう。
住居スペース隠す目隠し
植栽には目隠しの役割を持たせることができます。
住居スペースを通行人の視線から隠したり、受電設備や受水槽などの設備を目立たなくするにはフェンスやブロックを使う方法もありますが、これに植栽を利用することでより自然に目隠しをすることができます。
住人同士のコミュニケーションのきっかけ
植栽の手入れはマンションの管理会社や管理人が行っていることが多いですが、中には花壇を入居者が管理しているというマンションもあります。花を植えるイベントなどを開くことで入居者同士がコミュニケーションをとるきっかけが生まれるだけでなく、入居者に愛される花壇ができることで一石二鳥です。
マンションの植栽に関する工事
植物の植え替え
植物の管理はどうしても人の手が必要になることが多いため、育てるのが大変な植物を植えてしまうと手入れに労力が必要になってしまいます。植物の中には比較的扱いやすい低木や宿根草といった種類があるため、大規模修繕工事を機により管理のしやすい植物に植え替えるのもいいでしょう。
花壇のリニューアル
既存の花壇をもっと手入れのしやすいものにしたり、外観を変えるといった工事です。マンションの大規模修繕工事では外構のリフォームを行い、塀や駐輪場、床のタイルなどをリニューアルすることもあります。花壇もそれに合わせてリニューアルすることで、マンションの外観に統一感を持たせることができます。
また、大規模修繕時には「車を出す際にもっと見通しが良くなってほしい」「道にスロープをつけたい」など、新築当時には分からなかった住人のニーズが見えてきます。それに合わせて花壇の範囲を縮小したり広げたりしても良いでしょう。
花壇の解体
枯れていたり手入れされていない植物はマンションの外観を損ねるだけでなく、管理状況の評価に繋がり資産価値の低下を招くこともあります。花壇を管理しきれないのなら撤去した方がよい場合もあるでしょう。
マンションの植栽は資産価値を高める
あまり知られていませんが、マンションの植栽はマンションの資産価値にも少なからず影響しています。緑豊かな外観や四季折々を楽しめる環境は、マンションを売る際にもアピールされることが多いです。
マンションの資産価値を維持するには、日々の管理やメンテナンスが重要です。植物の手入れは機械化がしにくいため、管理には人による手間が発生します。それでも植栽が綺麗に保たれているということはマンションの手入れが隅々までされているという評価に繋がり、資産価値が高まるのです。
植栽を新たに設置する、もしくはリニューアルする際は、入居者のニーズやマンションの外観のことを考えて計画を立てましょう。