台風が多い地域では住宅にどのような工夫がされているの?
日本は夏から秋ごろにかけてよく台風が直撃します。日本の中でも特に台風が直撃しやすい地域がありますが、住宅ではどのような対策が取られているのでしょうか?
今回は台風が多い地域のの紹介します。
台風の多い地域
台風の多い地域と言われてどこを思い浮かべますか?
沖縄と思われる方も多いかもしれませんが、日本で特に多いは鹿児島県、高知県、和歌山県などがあげられます。このような台風が多い地域ではあらかじめ対策が取られている住宅も多く存在します。
台風に強い住宅
暴風への対策
台風の被害の中で特に怖いのが暴風です。暴風は屋根を吹き飛ばすほどの力があり、最悪の場合は外壁から家の中までも吹き飛ばされてしまうこともあります。住宅やマンションはどうしても壁は平面的になってしまうため、風の影響を大きくうけてしまいます。そのため、何トンという圧力が壁にのしかかることになるのです。
台風の多い地域では、そういった圧力に耐えれるような構造が住宅に取り入れられています。
雨への対策
台風被害の中で暴風の次に怖いのが雨の影響です。特に台風の多い季節は梅雨なども重なり、台風でなくても雨の影響を受けやすい時期になっています。
そこで必要なのが防水性です。家の防水性を高めておかないと雨漏りが発生してしまい、家の構造内部に雨水が入り込んで建材を腐食させたりサビさせたりと建物の大きな劣化に繋がります。防水には定期的な塗装だけでなく、もとから外壁や屋根に強い建材を使っている住宅なども多く、雨漏りが発生しにくい対策が取られています。
台風があまり通らない地域でも注意が必要
台風が少ない地域でも注意や備えが必要です。上記のような対策が長年取られていないマンションや住宅であれば、一度の台風だけでも大きな影響を受け被害につながるケースがあります。
台風が起こりやすい時期には塗装や外壁の状態などをしっかり点検しておきましょう。
自分でできる台風への対策
家の構造から対策するというのはなかなか難しいですが、自分でもすぐにできる台風への対策があります。
- 窓に飛散防止フィルムを貼っておく
- カーテンやブラインドをしておく
- 排水溝や側溝は掃除して水はけをよくしておく
- 鉢植えやゴミ箱などは室内に入れておく
まずは最悪の事態を想定し、被害が大きくならないように対策をとっておきましょう。飛散防止フィルムや、カーテンやブラインドを窓にしておくことで、ガラスが割れたときの飛散での怪我や危険を回避することができます。また排水溝なども綺麗にしておき水はけをよくすることで、雨漏りの可能性を少しでも減少させることができます。
台風でだけでなく、ゲリラ豪雨や強風にもしっかり意識して対策をとっておきましょう。