【住宅編】外壁補修の時期の目安は?セルフチェックはできる?
マンションの大規模修繕と同様、住宅にも定期的な外壁の補修が必要になってきます。
修繕はどのくらいの時期に行うのが最適なのでしょう?そして、費用はいくらぐらいになるのでしょうか?
今回は住宅の外壁補修について、修繕時期と相場について紹介いたします。
1. 住宅の外壁補修の時期と相場
いつ頃を目安に修繕したら良いの?
一般の方が補修のタイミングを見極めるのはなかなか難しいものです。しかし補修のタイミングに関する知識が全くないと業者に言われるがまま、本来は必要のない工事までさせられてしまうケースもあります。
正確な時期はお住まいの気候環境やどれだけ外壁が破損しているかによりますが、住宅の外壁補修で目安とされているのはおよそ築10年です。これをもとに、そろそろかなと感じたらお家のセルフチェックを行ってみるといいでしょう。
セルフチェックはどこを見る?
修繕時期を見逃さないためには、お家のセルフチェックを行ってみましょう。
目で見てわかる項目だけでもチェックしておけばお家のことをある程度把握でき、本当に工事が必要かの判断材料にもなります。
例えば、以下の項目なら少し見るだけで確認することができます。
- 外壁にひび割れ(クラック)がある
- 外壁が剥がれたり膨れたりしている
- 外壁を手でこすると白い粉がつく(チョーキング現象)
- シーリング(建物の隙間を埋めるゴム状のもの)が劣化している
- 金属の部分にサビや腐食がある
- 10年以上塗装やリフォームをしていない
このようなことに当てはまっていたら外壁補修が必要な可能性があります。
一度業者に相談してみましょう。
修繕にかかる費用はいくら?
一般的な一戸建て住宅の場合、修繕でかかる費用はだいたい60万円~になります。
面積が大きくなるともちろん費用も高くなり、100万円以上になることもあります。
2. 外壁補修で損得がでる?
外壁補修は確かに安い金額ではありません。
ですが外壁補修を怠ったりケチってしまうと、最終的には建物の内部の劣化を早める原因になります。結果的に莫大な費用がかかってしまったり、建物事態が危険な状態に晒されてしまう恐れがあるのです。
外壁補修を定期的にしっかりと行うことで雨漏りを防げたり建物内部の劣化を防ぐことができます。業界ではメンテナンスによって、建物の寿命が3倍も違うと言われています。
修繕時期が早ければ、余計な費用がかかってしまいますし、逆に遅ければこれもまた余計な費用がかかってしますます。セルフチェックなどを行いながら、適正な修繕時期に外壁補修を行なっていきましょう。