【大規模修繕】外壁塗装の臭いによるトラブル対策
マンションの大規模修繕の中でも外壁塗装は欠かせない項目です。
ですが、この塗装工事中に住民とトラブルが発生してしまうというケースが多発しております。
トラブルのもとは何なのでしょうか?
そして、塗装工事の際はどのようなことに気をつけていけばいいのでしょうか?
1.外壁塗装トラブルの原因は?
臭いによる住民からの苦情
外壁塗装の際のトラブルは、塗料が発する臭いが原因であることが非常に多いです。
塗装に使われる塗料は揮発性であるシンナーを使うことが多いため、使用すると強い臭いがでてしまいます。それが部屋中に漂ったり、洗濯物に臭いがついたりすることを入居者が不快に感じ、苦情につながってしまうようです。
体調にも影響が出る場合がある
業者は塗料を扱うにあたり、体への影響に十分に配慮しながら作業を行います。塗料の臭いは目眩や、喉の痛み、そしてストレスからさまざまな体調不良を引き起こす可能性があるからです。
しかし、入居者もまた臭いを常に感じる環境にいてしまうと、このような体調不良に繋がるケースがあります。
2.どのような対策をとれば良いのか
臭いが少ない塗料を使う
時代が進みさまざまな塗料が開発され、今では臭いが少ない塗料が登場しています。
また、有害物質の少ない水性塗料をつかう工事も増えてきています。
臭いによるトラブルを防ぐのに、このような塗料を使うのはとても有効な手段です。
しかし、外壁の劣化具合やマンションに使われている資材によって使用できる塗料は限られてきます。臭いが少ない塗料がお持ちのマンションで必ずしも使えるとは限りませんので、一度業者に相談して確認してみましょう。
入居者の理解を深めておく
どれだけ業者が配慮をしていても、大規模修繕に騒音や臭いはつきものです。
事前にそれを入居者の方々にどれだけご理解いただけるかが、トラブル回避においての最重要事項だと言えるでしょう。
臭いに関しては入居者の方個々人にも対策してもらうことで、状況は大きく変わってきます。
個々人で出来る対策には、例えば下記のようなものがあります。
- 常に換気をしてもらう
- マスクなどをしてもらう
- 洗濯物はコインランドリーを利用してもらう
3.成功のカギはコミュニケ―ション
大規模修繕は優良な業者に依頼するのはもちろんですが、このように入居者と協力しあうことでも作業は円滑に進んでいきます。
円満に大規模修繕を行うためにも、入居者とのコミュニケーションは大切にしましょう。