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2019.12.31|ブログ

複層ガラスで断熱効果アップ!快適な冬の過ごし方

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(株)ACEで工事の管理者を務めております。ウェブブログやSNSも担当しております。

窓ガラスを変えるだけで室内の温度が大きく変わることをご存知でしょうか?

一般的なガラスは夏場は外の熱を侵入させ、冬には室内の熱を外に逃がしてしまいます。そういった窓ガラスのデメリットを改善したのが複層ガラスで、複層ガラスを使った窓のリフォームは断熱性のアップに効果的です。

今回は複層ガラスの効果についてご紹介します!

 

複層ガラスとは?

複層ガラスとその効果

複層ガラスとは、2枚のガラスと中間層で構成された窓ガラスです。光の透過性を保ちつつ断熱効果を得られるガラスで、ペアガラスとも呼ばれます。

 

一般的なガラスと複層ガラスの違い

一般的なガラスにはいくつかの欠点があります。ひとつは非常に熱を伝えやすいということで、例えば冬の寒い時期に部屋を暖めてもガラスを通して熱が外に逃げてしまいます。

壁を触っても冷たくないのにガラスだけは冷たいですよね?あれは窓ガラスから多くの熱が逃げている証拠です。逆に夏は暑い空気が室内に入り込み冷房が効きにくくなります。

 

結露を防ぐ

結露が発生する原因は熱の移動にあります。

空気は暖かくなるほど多くの水蒸気を含み、その空気が急に冷やされると近くにある温度の低いものの表面に水滴となって付着して結露になります。

窓ガラスの断熱性能を高め、空気が急に冷えることがなくなれば結露を防ぐことが出来ます。

 

複層ガラスの種類

複層ガラスにもさまざまな種類があります。

① 一般複層ガラス

内側・外側のガラス共に3mmの板ガラスを使用した最も一般的なペアガラスです。空気層で使用されている気体は乾燥空気になります。

 

② 高断熱複層ガラス

高断熱複層ガラスは室内側にLow-Eガラスをコーティングすることにより、太陽熱を取り入れながら暖房熱をより外に逃がしにくくしたガラスです。窓辺の冷気を抑え、断熱性能は一般的な複層ガラス以上です。

 

③ 遮熱高断熱複層ガラス

遮熱高断熱複層ガラスは室外側にLow-Eガラスをコーティングすることにより、窓から入ってくる強い日差しを遮断して熱を室内に入れにくくしたガラスです。また、冷房を切っても涼しさが長持ちするので、寝苦しい夏の熱帯夜もずいぶん解消されます。

 

複層ガラスに交換するためには

窓ガラスを複層ガラスに交換したいなら、ガラスのみを交換する場合とサッシごと交換する場合があります。

 

ガラスのみを複層ガラスに交換

ガラスのみ交換は短時間の作業で工事費も安めです。交換用のガラスを用意して既存のサッシにはめ込むという作業になり、複層ガラスの交換作業の中でも低コストな部類に入ります。

しかし日本の住宅ではほとんどの窓サッシがアルミ製で、アルミは熱伝導率が高いため夏は熱く冬は冷たくなってしまいます。交換した複層ガラスに断熱性能があっても、サッシが外気に影響してしまい結果的に大きな断熱効果が得られないこともあるので注意しましょう。

 

サッシごと複層ガラスに交換

断熱効果の高い複層ガラスに変更したとしてもサッシがそのままだと得られる効果が少なくなってしまう可能性があります。なのでより高い効果を得るのならサッシごと交換するのもいいでしょう。

サッシごと交換する場合は、窓ガラスを含むサッシを取り外し新たなサッシと窓ガラスを取り付けます。また、交換の際にサッシに気密性の高い製品を選べば断熱・防音効果などを向上させることも出来ます。特に樹脂製のサッシはアルミに比べて熱伝導率が圧倒的に低いので窓を伝ってくる熱や冷たさなどの侵入を防いでくれます。

 

複層ガラスで夏場も冬も快適に

複層ガラスは室内の熱の移動を防ぐため、保温だけでなく保冷の効果も期待できます。冷暖房の節約になったり、結露を防ぐことでカビも繁殖しにくくなるので空気を綺麗に保つことにもつながります。

たかがガラスと思われるかもしれませんが、窓ガラスひとつで普段の生活をより快適にすることが可能になります。家の断熱性のアップを考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

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