【大規模修繕】マンションには何台必要?点検は?エレベーターの寿命と適正台数
エレベーターは高層マンションやビルなど移動するのに必要不可欠な存在です。高いマンションやビルには必ず設置されています。
では、そんなエレベーターの修繕時期や寿命はどれくらいなのでしょうか?マンションには大規模修繕がありますが、エレベーターの修繕も合わせて行うべきなのでしょうか?
今回はエレベーターの修繕時期や寿命についてと、適正台数などをご紹介いたします。
エレベーターの点検時期や寿命は何年?
点検時期は必ず!1年に1回以上はおこなう
「エレベーターは1年に1回、業者の手による点検が必要」というのは、法律で決められています。
エレベーターは人の命に関わる重大な設備です。例えば地震が起きた等でエレベーターが止まってしまった場合、高層マンションや高層ビルにいる人々が避難できず二次災害に巻き込まれるような事になりかねません。
エレベーターに不備がないかは必ずプロにチェックしてもらいましょう。
寿命は20年~25年
エレベーター寿命はおよそ20年~25年と言われています。普段の使用頻度や、そもそものエレベーターの性能にもよって寿命は前後しますが、おおよそこのくらいの時期に交換をした方がよいと言われています。
そしてここで注意が必要なのは、交換にかかる費用です。
エレベーターを取り付外し、新たに取り付けるというのは一機あたり約1000万円~1500万円する工事になります。エレベーターが二機ついているマンションで交換のタイミングが一緒だった場合、それだけで大規模修繕費用に近い金額がかかることになります。
エレベーターは交換時期を想定し、費用を積み立てておくことが必要になります。
エレベーターの適正台数は何台?
マンションや高層マンションに住んでいる方の場合、エレベーターの台数によって通勤時間が大きく左右されかねません。マンションへの転居を考えているなら、エレベーターの台数が適正台数に対して多いか少ないかもチェックしておけば安心です。
エレベーターの適正台数の目安は、
- 住戸数が70戸未満でエレベーター1台
- 70戸以上でエレベーターが2台
- 120戸以上でエレベーターが3台
と言われています。
エレベーターの種類もとても大切なポイントになります。
1回で乗れるエレベーターの定員数や、エレベーターの速度(分速90m、120m、180m 等)によっても住人のストレスは大きく変わってきます。
台数と種類はしっかりと検討した上で適正の台数を選んでいきましょう。