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2018.08.07|ブログ

大規模修繕工事に向けた積立金はなぜ必要?起こりやすいトラブルとは

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(株)ACEで工事の管理者を務めております。ウェブブログやSNSも担当しております。

マンションの大規模修繕工事には多額の費用が必要になります。お金の問題はこれから修繕を考えている方にとって大きな心配ごとのひとつではないでしょうか。

大規模修繕工事に必要な費用はマンションの劣化状況規模よって大きく変化しますので、固定でこれといった金額があるわけではありません。いざというときに困らないよう、まずは大規模修繕工事に向けた積立金について知っておきましょう。

 

 大規模修繕に積立金はなぜ必要?

どんな建物にも寿命があり、マンションも住み心地をながく維持していくには定期的なメンテナンスが必要になります。

長年使ったことによって破損した部分を直したり、劣化した部分を元に戻す工事を大規模修繕工事といいます。大規模修繕工事を怠ると劣化や破損した箇所から雨風が浸入しマンションの寿命を大幅に縮めることになりかねません。マンションを維持するには定期的に大規模修繕を行うことが重要になります。

大規模修繕には多額の修繕費用が必要になるため、マンションの所有者から修繕積立金を事前に毎月徴収しておく必要があります。積立金は管理費用と勘違いされやすいですが、管理費用はマンションの共有部分にある設備の点検や管理人の人件費などにあたるので、大規模修繕の積立金は管理費用とは別で必要になります。

 

計画的に積み立てないとどうなる?

積立金を考える際は念入りな計画を立てないと、予想外の事態を引き起こす原因になります。

 

大規模修繕の積立金が不足する事態が増えている

大規模修繕工事の積立金が不足するというケースは最近多くなっています。積立金が不足する原因のひとつとして、毎月の修繕積立費用が少なかった、つまり入居者の方から月々徴収する金額が少なかったということが挙げられます。

マンションの修繕積立金は、長期修繕計画に基づいて集めたとしても不十分になることが多いようです。修繕にかかる費用はマンションの作りや設備、そのときや今後予想されるマンションの劣化状況によっても大きく変わるため、月々徴収する積立金を決める際は入念な計画が必要になります。

 

積立金不足は入居者の満足度を下げる事態につながる

積立金が不足している事によって、入居者の方から徴収する修繕積立金の金額を上げなければいけなくなるケースが増えています。中には、当初納めていた積立金から2倍~4倍の金額に増えたという事例もあります。

このような事態は入居者に不信感を与えることにつながりますので注意が必要です。

 

ローンに頼るのは危険?

ローンの利用は大規模修繕費を用意する手段のひとつではありますが、よく考えてからでなくては危険な場合もあります。

マンションの大規模修繕は一度きりの工事ではなく定期的に行うものですので、大規模修繕の終わりは長い目で見れば次の大規模修繕に向けてのスタートといえます。もし大規模修繕に関する費用をローンに頼ってしまうと、【次の大規模修繕費の確保+ローンの返済】に必要な金額を入居者から集めることになり、徴収する金額がどんどん上がってしまう事態になりかねません。

ローンを利用する際は先々の返済のことをよく考えてからにしましょう。

 

大規模修繕で不安な点はすぐプロに相談を!

先々を見据えて修繕積立金を考えていくことはとても大切ですが、自己判断では難しい部分も出てくるかと思います。もし不安な点がありましたら無理して自分だけで進めようとせず、ぜひ一度株式会社ACEへご相談ください。

 

ACEは創業から48年間で培った豊富なノウハウをもとに、マンション大規模修繕工事のご相談からご依頼まで全力でお応えします。安心して修繕を進められるよう、不安点はしっかり解消していきましょう!

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