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2019.06.03|ブログ

大規模修繕の周期に決まりはない!?

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(株)ACEで工事の管理者を務めております。ウェブブログやSNSも担当しております。

大規模修繕工事の周期は約10年~約12年と言われていますが、本当にそれで大丈夫なんでしょうか?

大規模修繕工事の周期はマンションがどのような環境に建っているかによって大きくかわります。今回は大規模修繕工事の周期について説明します。

 

マンションの周期に決まりはない?

気候によって周期が変化

マンション大規模修繕の周期の目安は10年~12年とされていますが、建物が建っている環境によって大きく変化します。また、1回目の大規模修繕工事が12年目だったからといって、次も12年後というわけでもありません。

近年ではゲリラ豪雨や、大型台風などが多発し、塗装や防水の劣化が予定よりも早まるケースがあります。

雨風は建物を劣化させる原因になるため、大きな災害の後はセルフチェックをするなどして対応しましょう。

 

地震の後にも注意が必要

日本は地震大国です。

今までにも大型地震はありましたが、近い将来にまた大型地震が来ると言われている場所もあります。免震構造といって、地震の揺れのエネルギーをできるだけ伝えないように建てられた建物もありますが、それでも全くの無害で済むということではありません。

地震後にもセルフチェックなどで建物にヒビが入っていないかなどを確認しておきましょう。

 

海付近は劣化のスピードが早い

海付近に建てられているマンションなどは、海からくる潮風の塩分によって塩害の影響を受けやすい環境化にあります。塩害は、塗装を取れやすくしてしまったり、湿気が常に高いため結露やカビなどが発生しやすく、金属は錆びやすいという影響をマンションにもたらせてしまいます。

台風の時には通常時以上の潮風が建物に影響をもたらすので、定期的にクリーニング業者などに来てもらい塩分を取り除いてもらうことが有効的です。

 

周期のタイミングをしっかりと見定める

早すぎても遅すぎてもよくない

大規模修繕工事をするタイミングは早すぎても遅すぎてもよくはありません。

早すぎた場合は、大規模修繕工事の回数が多くなってしまい、結果的に高額な工事費用がかかることになります。逆に遅すぎた場合は雨漏りなどが発生し、マンションの構造内に劣化をもたらし大規模修繕工事と別で工事が必要になってしまうことがあります。

適切なタイミングで大規模修繕工事を行うのは、費用面でもメンテナンス面でも重要なポイントです。

 

タイミングを見計らうには定期点検を

マンションの大規模修繕工事をタイミングよく行うためには、業者に定期点検をしてもらうとよいでしょう。さまざまな場所の劣化の進行具合から工事をすべきタイミングを推測してもらうことができます。

ただし実績のある業者でなければ適切な判断をしてもらえない可能性があるため、業者選びは慎重に行いましょう。

 

当社でも無料点検をおこなっております。何かお困りのことやご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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