2回目のマンション大規模修繕で気を付けるポイントは?
マンションの大規模修繕工事はおおよそ12年周期で必要になります。メンテナンスを行ったとしても劣化は必ず発生しますので、一度工事をしたらもうしなくていいということはなく、マンションをマンションとして利用し続ける限りずっと必要になります。
回数を重ねるとなると、1回目よりも2回目以降の工事の方が準備や計画が楽になるのでは?と感じる方もいるかもしれませんが、実際のところどうなのでしょうか。
今回は2回目以降の大規模修繕工事の注意点についてご紹介します!
2回目以降の大規模修繕工事のポイントは?
入居者も歳を重ねている
おおよそ12年周期の大規模修繕が2回目ということは、マンションは築24年ほどになっているということです。同時に、入居者も住み始めてから24年が経過しているということになります。
24年も経つと、入居当時は気にならなかった部分が生活に支障をきたすようになったり、逆によく使われていた設備が利用されなくなったりしてきます。入居者の年齢に合わせた改修工事は、1回目よりも重要になるでしょう。
大きな設備の取り換えが必要に
エレベーターやオートロックなどの設備も、家電製品と同じで時間が経てば劣化していきます。2回目以降の大規模修繕はこのような大きな設備の取り換え時期と重なるため、思わぬところで費用が必要になる場合があります。
特にエレベーターは取り換え費用が数千万単位の莫大なものになることもありますので、あらかじめ心して計画を立てる必要があるでしょう。
大規模修繕工事は油断せずに
1回経験しているからと油断していると、思わぬ事態を引き起こしてしまうのが大規模修繕工事です。設備の耐用年数や入居者の年齢層などをよく考えて行いましょう。