【注意点】賃貸マンションの大規模修繕工事で気を付けることは?
「大規模修繕工事」は、分譲マンションを購入された方やマンションの家主、オーナーの方のみ関わりのあることだと思っていませんか?大規模修繕に関わる話でよく聞く内容は、マンションを購入された方やオーナーのものであることがほとんどなので、そのようなイメージが強いかもしれません。
しかし、実は賃貸マンションにとっても大規模修繕工事は無関係というわけではありません。賃貸マンションを借りられている方も、大規模修繕のことを知っておいた方が得することはたくさんあります。
今回はその理由と注意点をご紹介していきたいと思います。
賃貸でも分譲でも入居者は入居者
大規模修繕工事はマンションやビルなどを安心して使い続けるために10年~12年周期で必ず行われます。賃貸でマンションに入居している方も分譲でマンションを購入している方も、マンションの入居者であることに違いはありませんので、同じように大規模修繕工事がやってくることになります。
大規模修繕について抑えておきたいポイント
大規模修繕中はトラブルの発生が多い
実は、大規模修繕工事中の期間はトラブルの発生が非常に多くなっております。主にトラブルの原因となっているのが、マンションの管理者側と入居者側とのコミュニケーション不足です。「伝わっていない」「聞いていない」「知らなかった」という事が、のちのちトラブル引き起こしクレームに繋がっていきます。
このようなトラブルを防ぐには管理者側の配慮と入居者側の理解の両方が無ければいけません。
大規模修繕中のトラブルについてはこちらも合わせてご覧ください。
大切なのはコミュニケ―ジョン!大規模修繕時の住人トラブル例と対処法
よくトラブルになる工事内容
よくトラブルになる工事としては下記が挙げられます
- 足場工事でのプライバシー問題
- 塗装工事による臭いの問題
- 外壁、タイル工事などによる騒音問題
どれも気になる人にとってはとても気になることですが、工事をするにあたってはどんなに配慮したところで完全になくすことは出来ません。
しかし、大規模修繕工事にあたってこういった事が発生するのが分かっていれば、入居者側が各個人で対策を取ることが出来ます。例えば下記のようなものが個人でも取れる対策です。
- 工事の時間帯に外出をする
- マスクの着用
- 日中でもカーテンを閉める
前々から工事があることが分かっていて対策を考えておくのと、突然始まって慌てて対策と取るのであれば、行動は同じでも精神的ストレスの大きさがだいぶ違ってきます。このような点においても、事前に管理者側がどれだけ工事のことを伝えているかと入居者側がどれだけ工事のことを理解しているかは大切になってきます。
入居前にも確認しておきましょう
大規模修繕工事の時期を賃貸マンション探しの条件にしている方は少ないかもしれませんが、もし契約することが決まったら借りる前に時期を確認しておくことで心の準備が出来ます。気に入ったマンションなどを借りられる前に一度確認してみてはいかがでしょうか。
また、もうマンションに住んでいる方で大規模修繕の時期が気になるという方は、一度マンションの管理会社に問い合わせてみると時期を知ることができるでしょう。