マンションの大規模修繕工事でも特に欠かせないのが「防水工事」と「塗装工事」です。今回はこの2つの工事について、価格の相場や耐用年数を見ていきましょう！

防水工事の相場

防水工事の内容

防水工事とは建物のに防水処理を施すことで内部に水が染み込むのを防ぐ工事で、屋上やベランダに行うのが一般的です。マンションなどの屋上は紫外線や雨風によって劣化してひび割れが発生することがあり、放っておくと内部に水が入り込む原因になります。

防水工事は10～15年周期で行い、定期的なメンテナンスが必要です。

防水工事の価格と耐用年数

防水工事の種類ごとの単価と耐用年数は以下の通りになります。

防水工事の価格が工法ごとに違うのは、同じ防水でも使用する材料や工数に違いがあるからです。また、依頼する会社にその工法で防水工事を行うことができる職人が多いか少ないかによっても変わってきます。

防水工事をする際は業者と良く相談した上で見積もりをとり、複数社を比較した上で検討することがおすすめです。

塗装工事の相場

塗装工事の内容

塗装工事は劣化した建物の外壁を塗り替えて外観を綺麗にするだけでなく、目的によっては外壁に特殊な機能を付加する工事です。使用する塗料にはさまざまな種類がありますが、どんなに優れた塗料を使っても正しく工事が行われなければ不具合の原因になりますので注意しましょう。

塗装工事の価格と耐用年数

塗料の種類ごとの単価と耐用年数は以下の通りになります。

現在主流になっているのはシリコン系塗料による塗装工事で、価格と耐用年数を合わせてみてもコストパフォーマンスが高い塗料となっています。

塗装工事を検討する際は塗料の単価だけではなく、職人の人件費や足場代といった全体の費用を見ることが大切です。塗料の価格が多少高くても、トータルの費用や長く見た時の維持費が安くなるということもあるので、よく相談してみましょう。