大規模修繕工事中の空き巣対策には「防犯カメラ」が効果的!
マンションの大規模修繕工事時には空き巣など被害にあいやすいということをご存知でしょうか?
工事中は空き巣や泥棒にとって好都合な条件が整っていることが多いのです。では施工業者や管理者、入居者はどのような対策をしなければならないのでしょうか?
今回は被害にあわないための対策や防犯カメラについてご紹介します。
大規模修繕時に空き巣被害に遭いやすい理由
マンションの大規模修繕工事時のほとんどでは足場が組まれ、その上で作業をすることがほとんどです。また作業中の音が漏れないようにするための防音シートや、塗料や外壁などが周辺に散布しないような保護シートなど設置して建物内部が周囲から見えにくい状態になります。空き家はこの足場とシートを利用して、ベランダや窓から侵入し空き巣を行うのです。
特に夜は見えにくい状態になります。修繕工事の施工側や入居者側もこのようなことを想定して対策をたてる必要があります。
工事中の対策方法
施錠を忘れずに行う
足場に入るためのドアがある場合は必ず施錠しておきましょう。工事がない日や夜など、鍵がかかっていないとそこから足場を自由に使われてしまう危険性があります。また施錠の箇所は玄関のドアももちろん必須です。
修繕工事時には玄関のオートロックが解放されていることが多く、誰でも出入りできてしまう状態もしばしばあります。入居者の方も玄関ドアのロックを忘れないようにしましょう。
センサーライトをつける
足場の各所や足場の入り口にセンサーライトを取り付けることも、有効的な空き巣対策手段のひとつです。センサーライトが光ることで、夜間の足場への侵入を高い確率で防ぐことができ、また足場に誰かがいた場合もみつけやすくなります。
足場の侵入されやすいポイントを把握し、センサーライトなどでしっかり対策しておきましょう。
カメラが効果的
泥棒や空き巣がもっとも嫌うのが防犯カメラの存在です。防犯カメラは映像として記録されるため、もし空き巣ができたとしても後から捕まる可能性が高まります。また犯人の証拠としてもとても有力なものとなります。
防犯カメラは足場全体や玄関など、空き巣にしっかりとアピールできる場所に設置するのがオススメです。
入居者の方は隅々まで施錠
大規模修繕工事中はバルコニーや窓から侵入ができるようになっていることが多いため、必ず施錠をしておくようにしておきましょう。
特に普段高層階に住んでいる方は要注意です。大規模修繕工事時は足場がかかるため侵入のしやすさに低層階も高層階も関係なくなります。逆に高層階の住民は低層階に比べてバルコニーや窓への警戒心が薄くなっていることを知っており、高層階を狙って空き巣に入るケースもあります。
普段から玄関の施錠だけではなく、窓やバルコニーにも施錠をすることを忘れないようにしましょう。