建設現場でも活躍!「ブルーシート」の使い道
ブルーシートは建設業界でもなじみのあるアイテムのひとつです。災害時にも活躍したり、レジャーシートとして使われたりと、活用方法はたくさんあります。
今回はそんなブルーシートについてご紹介していきます。
ブルーシートを知ろう!
ブルーシートはポリエチレン(PE)という材質で作られており、防水性が高く軽量です。安価で購入することができるため、建設現場でも大変重宝されています。
ブルーシートはそもそも青ではなかった?
「帆布生地」や「綿布生地」が黄色系統の見た目だったことから、樹脂製のシートはもともとオレンジに着色されていました。しかし1965年頃からオレンジ色に代わり青色が主流になっていきます。
青色が主流になったのは以下のような理由からだと言われています。
- 青空の爽やかさや有害物質を使っていないという潔白さをイメージできる
- 光の劣化に強い
- 青色が空や海の色に近く景観に溶け込みやすい
- 青色の顔料が他の顔料に比べ安価だった
ブルーシートに表記されている数字
ブルーシートに記載されている「#3000」のような数字の意味をご存じでしょうか?
他にも#2000、#2500、#4000、#5000などありますが、これはすべて重さに関する表記になっております。
ブルーシートの最も基準的なサイズである3.6mx5.4mの大きさの製品の重さが、約3kg(3000g)なら#3000、約4kg(4000g)なら#4000というようになります。重い方が丈夫に作られていますが、その反面価格も上がっていきます。用途によって強度を変えて購入するのもいいでしょう。
ブルーシートの活用方法
建設現場などの業務用として
ブルーシートの使い道をして最もイメージされるのは建設現場で使用されているものではないでしょうか?工事に出るホコリを周りに飛散させないために使うほか、防水カバーとしても使用します。さらに床や壁の汚れ防止としても使います。
また、ハトメを利用してトラックの荷台をカバーするのにも使われています。
アウトドアに
#1000などの薄手のブルーシートはアウトドア用に使用することが多いようです。キャンプで使用するテントは荷物を軽くするため軽量タイプが多いです。 したがって軽量のテントは生地が薄く、強度が低くなっています。 とくに床面は石などで傷つきやすく、ちょっとした衝撃ですぐ破れてしまいます。
これを防ぐ工夫として、地面にブルーシートを敷きその上にテントを作ります。#1000のブルーシートは安価なので、使い捨て感覚でテントを保護できます。また、ブルーシートは悪天候のキャンプにも必要不可欠です。屋根にもなるので、雨で荷物が濡れるのを防ぎ、ハトメを利用して簡易テントにすることもできます。
レジャー用に
先ほどのアウトドア用でもお伝えしましたが、ブルーシートはレジャー用にも最適です。広めの公園や土手などで大きなブルーシートを広げるとバーベキューなどを楽しむことができます。しかし地面の上にブルーシートを敷くと、おしりが痛くなったり冷たくなることがあります。
また、かなり小さな石でも気になるくらいゴツゴツ感があります。そんな時には厚みと防水性がある#3000のブルーシートを使用することで、小さな石くらいなら下にあっても気にならずおしりが濡れることもありません。このようにブルーシートはさまざまな場所で使うことが可能です。
自然災害時に焦って購入するのではなく、普段から持っておき、普段から活用してみるのもいいかと思います。