板金工事とは?工事の種類と費用をご紹介【大規模修繕】
屋根の修理に板金修理というものがあります。板金工事は金属建材を担う業種のことで、工事にはさまざまな内容があります。
今回は板金工事についてご紹介します。
板金工事業とは
板金工事業とは金属建材を使用する工事を担う、一般的には板金屋とも呼ばれている仕事です。金属に関しての豊富な知識と技術が必要になります。
昔は板金屋さんといったら雨樋の修理でした。昔の雨樋はブリキ製で、修理は板金屋さんの専売特許だったからです。しかし現在はガルバリウム鋼板など耐久性に優れた建材も普及され、板金工職人さんの仕事の幅はさらに大きく広がっています。
板金工事の種類
金属製の雨樋の修理
昔の板金工事は雨樋工事がほとんどでした。現在の雨樋は樹脂製品を使うのが主流のため雨樋工事の仕事量の割合は減少してきているようです。しかし、お寺や神社、和風住宅などでは現在でも金属製の雨樋が使われているため、まだまだ需要はある仕事です。
金属屋根
金属製の屋根を葺く仕事です。
昔は金属屋根というとトタン屋根が主流でしたが、現在では成型ガルバリウム鋼板やガルバリウム瓦棒などが普及し、金属屋根は主流の工事のひとつとなっています。
またそれ以外にも、「陶器瓦を金属屋根に葺き替える工事」や「コロニアルの上に金属屋根を重ね葺きする工事」は板金工事の仕事になります。
金属サイディング
金属サイディングとは金属の外壁材を張る工事です。外張り工法が容易に行うことができるメリットがあり、リフォームや新築にもよく使われております。
水切り板金
水切り板金とは屋根本体ではなく、屋根で補助的な役割を果たす板金部材です。屋根と屋根が取り合う部分の谷どい板金、屋根と外壁の取り合い部の雨押さえ板金などがあります。
ほとんどの屋根にはこの水切り板金が使われており、棟板金や天窓周りには天窓板金、外壁と土台には土台水切り板金などが取り付けられています。
板金工事の相場
板金にはさまざまな工事があり、その工事内容によって相場の金額が変わります。
棟板金の取り替え | 3万円~5万円 |
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雨樋修理 | 1万円~5万円 |
漆喰補修 | 3万円~5万円 |
スレート屋根の差し替え | 2万円~5万円 |
修理内容や、修理の範囲によっても大きく金額が左右されるようです。
業者にもらった見積もり書に不安がある場合は、2,3社に見積もってもらいしっかりと相場を把握した上で、良質な作業をしてくれる業者を入念に選んでいきましょう。