大規模修繕に必須!「足場」のメリット・デメリットとは?
マンションの大規模修繕工事では、外壁の周りに足場を組んで作業を行います。足場を組むことによって外壁塗装などの工事が行いやすくなりますが、一方で注意点も存在します。
今回は足場を使用する工事について、足場のメリットやデメリットについて解説していきます!
足場のメリット・デメリット
マンションの大規模修繕工事だけでなく、さまざまな建物の工事で足場が設置されているのを見かけますよね。「足場を使うような大きな工事と自分は無縁だろう」と思っていても、マンションや一戸建てに住んでいる以上いづれは建物をメンテナンスしなければなりません。
いざ足場を伴う工事を行ったときのために、足場のメリットやデメリットについて知っておきましょう。
足場のメリット
足場を設置するメリットは以下の通りです。
- 移動が楽になり作業を効率化できる
- 作業員の安全確保につながる
- 塗料の飛散を防止できる
外壁塗装などの工事においては、建物を上下移動しなければならない場面が何度もあります。足場があれば移動がスムーズに行えるので作業効率が上がるほか、作業員が安全に作業を行えるので事故の防止にもつながります。
また、外壁塗装では足場に塗料の飛散を防止するためのネットを取り付けることもできますので、塗料が飛散して周囲に悪影響を及ぼす可能性を少なくすることができます。
足場のデメリット
一方で、足場にはデメリットも存在します。
- 足場の設置と解体時に騒音が発生する
- 不審者が侵入しやすくなる
- 部屋の日当たりや風通しが悪くなる
足場は設置するときと解体するときに騒音が発生するので、近隣住民からクレームが発生する可能性があります。工事中に発生するクレームで最も多いものは騒音ですが、これはほとんどが足場工事に関わる騒音と言われています。
また、足場を設置することで作業員は建物を行き来しやすくなりますが、それは不審者も同じです。足場を使って不審者が侵入してくることがありますので、入居者はより気を付ける必要があります。
足場に関して適切な判断を
マンションの大規模修繕工事において、足場の設置費用は全体の費用の中でも大きな割合を占めます。予算の厳しさから足場工事の費用を削って工事を行うケースもあるようですが、足場工事自体は早く安全に工事を行う上でとても大切なものです。適切な判断をもとにしっかりとした修繕計画を立てるようにしましょう。