工事に必須の足場工事!必要な資格やスキルは?【大規模修繕】
足場を設置するための足場工事は、大規模修繕などでも必ず必要になる工事のひとつです。足場は足場職人と呼ばれる職人が組み立てています。
では、足場職人になるためにはどのようなスキルや資格が必要なのでしょうか?今回は足場職人についてご紹介していきます。
足場工事とは
足場は手が届かないような建物の高い部分の工事を行う時に組まれます。足場工事にはさまざま種類があり、工事内容によって組み方が変わってきます。
また、足場は作業の効率化をはかるだけではなく作業員の安全性を高めるものでもあるので、高所での作業では足場を組むことがほぼ必須だと言われています。
足場を組み立てる職人
足場の職人「足場鳶」
「鳶職人」と呼ばれる職人がいるのを知っていますでしょうか?鳶職人は大きく下記の3つに分けられます。
- 足場鳶
- 鉄骨鳶
- 重量鳶
この中で足場を組むのが足場鳶と呼ばれる職人です。
足場の組み立てについての資格
足場の組み立てには足場の組立て等作業主任者という資格があります。資格を持つ職人が指揮監督者としていれば、資格をもたない作業員も組み立て自体は行うことができます。
しかし資格をもつ指揮官監督者がいない現場で足場の組み立てを行うと違法になります。足場職人として活躍していくためには「足場の組立て等作業主任者」の資格はほぼ必須と言ってよいでしょう。
「足場の組立て等作業主任者」の資格を取るためには
資格を取るためには年齢や実務経験によって条件があります。満21歳以上の方に限り、3年以上の実務経験が必要です。
しかし、土木・建築・造船などの専攻で学校を卒業した上で2年以上の実務経験を積んでいるのなら、満20歳でも受講が可能です。
修了試験合格の条件
上記の実務経験がある方は講習を受けることができ、最後の修了試験に合格することで資格を得ます。修了試験合格の条件は下記の通りです。
- 全科目合計が60点以上
- 各科目の正答率が40%以上
足場職人の給料は?
足場職人は給料が高い?
足場職人は高い技術が必要であったり、作業に危険が伴うという理由で給料が比較的高い傾向にあります。年収にすると約400~500万円を実務経験1~3年の方がもらっていたりします。
足場職人の給料が高い理由
足場はその後の現場作業工程にも大きく影響するポジションであり、効率の良い組み立て方や図面を読む能力など、常にさまざまな気配りが必要になります。
足場の職人は足場を組み立てるだけではなく、工事においてさまざまなところに気を向けながら高い技術をもって作業しなければならないということです。
大規模修繕に欠かせない足場工事
大規模修繕工事には足場が欠かせません。工事のスタートともいえる足場工事は大事な過程ですので、足場の職人として活躍したいならぜひ資格の取得を考えてみてください!