マンションの買い替えや売却を行う際は、大規模修繕のことをよく考えておかなければいけないのをご存知でしょうか？

実は大規模修繕の時期によって、マンションの売れ行きが大きく変わってしまうのです。

今回はそんなマンション売却と大規模修繕の関係性についてご紹介します。

１.  マンション売却のタイミングはいつ？

おすすめは大規模修繕前

マンション売却のタイミングは、大規模修繕前がいいと言われています。

理由として、修繕前はマンションの価格が安いということです。

大規模修繕後のマンションは資産価値があがり確かにメリットがあるのですが、マンションの売値もそれに比例して高額になり購入を渋られることが多いようです。それならば修繕前に売却活動を始め、修繕予定の物件としてアピールした方が効果的です。

広告面にもメリット有

また、マンションの値段が安いというメリットは広告面にも効果を発揮します。

例えば、ネット広告やチラシに大々的にマンションが●●万円で購入できる！とインパクトを残すことができ、購入を検討している方の興味を惹きやすくするメリットもあります。このようなことから、マンションの売却は大規模修繕前が良いと言われています。

大規模修繕中は内見は買う気にならない？

大規模修繕前に売却するのであれば、余裕を持って遅くても１、２年前から動き出しておきましょう。もし大規模修繕の期間と内見が重なってしまうと、購買につながりにくくなってしまいます。

理由としては、大規模修繕中のマンションはシートや足場に覆われて外観が見えず、室内からも外の様子はわかりにくいです。どうしても暗い印象になってしまう上に、工事の騒音が騒がしかったり臭いがする場合もあるので、内見者はそこで自分が楽しく住むイメージを持ちにくくなってしまいます。

２. 大規模修繕後が場合は？

先ほどマンション売却は大規模修繕前の方が良いとお話しましたが、逆に大規模修繕後にはメリットがないのかと言えばそうではありません。

そもそも大規模修繕というのは、劣化したマンションをもとの状態に戻すために行います。それと同時に、改修によってマンションの設備を時代に合った最新のものにしたり、エントランスや玄関ポーチのデザイン性を高めて建物の雰囲気を一新することも可能です。

大規模修繕によってマンションの資産価値を上げて今の時代にあった見た目や設備することで、高くても良いものを探している方々には受け入れられるようになります。

マンションの売却時期はしっかり見極めましょう

自分の所有しているマンションは、地域の特性、そのときのマンションの市場などをよく考えた上で売却のタイミングを見極めていきましょう。