建設現場で活躍!危険から身を守る道具や装備
マンションの建設や大規模修繕工事では高所作業も多く、作業員は危険と隣合わせになりながら作業をしています。そんな作業員が安全に作業を進めるため、身を守るための道具や装備がたくさん開発されています。
今回は建設作業時に従業員の身を守ってくれる道具や装備についてご紹介します。
作業員は危険と隣合わせ
落下物の危険性
作業をしている際、落下物が頭や体に直撃してしまうケースがあります。落下物は、職人が持っている工具や釘やネジなど小さいものもあれば、鉄骨のような大きなものである可能性もあります。戸建ての2階からであっても衝撃はすざまじく、当たり所が悪ければ大きな怪我につながる可能性もあります。それが高層マンションやビルの高層階からの落下物であれば、最悪の場合死亡してしまうこともあるのです。
下で作業する場合は上からの落下物に、高所で作業する場合はさらに上からの落下物や自分で物を落としてしまわないように注意が必要です。
高所からの転倒や落下
高所作業では自分がなにかを落としてしまうことだけではなく、自分自身が落下してしまうケースがあります。
特に建物の周りに組む足場はとても狭く、雨で濡れているときなどは大変滑りやすくなっています。気を付けなければ熟練の職人であっても落下事故に繋がります。
飛散物で体調不良に
解体現場では塵やホコリ、建材などさまざまな物質が飛散しています。中でも大きな問題となったのがアスベストで、吸い込むと人体に深刻な悪影響を及ぼします。
法律で規制された今では、アスベストが使用されている建物も少なくなりました。しかしアスベストだけでなく、工事をするにあたって発生は避けられない塵やホコリによって体調を崩してしまうケースも多くあります。
作業中の安全を守る装備
ヘルメット
安全を守る道具としては基本中の基本です。落下物が頭に直撃するのを防いでくれます。
ヘルメットは落下物だけではなく、転倒時に直接頭を打ち付けたり頭上が低い建設現場で頭を不意に打ち付けるのを防ぐ役目を果たしてくれます。
また建設現場だけではなく、一般の生活やレジャー施設などでも子どもたちの安全を守るために利用されています。
安全靴
工事現場では安全靴の着用が義務づけられています。
安全靴の素材には強化プラスチックなどが使われており、足に落下物があたったとしても怪我するのを防止してくれます。土木工事や建設の現場ではさまざまな建材や荷物を取り扱うため、重要な役割を果たしてくれます。靴裏にも滑りどめがしっかりとついおり、滑って転倒したり落下したりといったリスクを軽減してくれます。
安全帯
安全帯とは高所での作業者が落下してしてしまうのを阻止するために身につける命綱のようなものです。高さ2m以上の場所で作業床を設けない場合に着用するように定められています。
安全帯には胴ベルト型安全帯やハーネス型安全帯などの種類があり、現場によって使い分けられています。