大規模修繕の騒音問題!原因は?対処法は?
大規模修繕工事中、住民の方と特にトラブルになりやすいのが騒音問題です。
工事期間中はできるだけトラブルなく終わりたいものですよね。
なぜ工事はうるさくなってしまうのでしょうか?
またトラブルにならないようにするための対策はないのでしょうか?
大規模修繕工事がうるさい理由
騒音の原因は大きく3つ
大規模修繕工事で騒音が問題になる場合、原因はこの3つになることが多いようです。
- 足場を組むときの金属音
- 足場を伝って部屋に流れ込む足音や作業音
- マンションにドリルで穴を開けた際に部屋へダイレクトで音が響く
外壁の修繕工事をする際、まずは工事のための足場をマンションを取り囲むように設置します。
足場は基本的に鉄でできており、それがマンションと密接にくっついているため足音や作業音が壁をつたって響きます。この音がダイレクトに部屋の中に伝わることで、そこに住んでいる方からクレームが入るようです。
また、ドリルに関しては直接マンションにたいして打ち込むため、これもまた音がほぼダイレクトに部屋へ伝わってきてしまいます。
騒音でどうなるか?
騒音は、ひどければ2歳の子が寝ていても簡単に起きてしまうほどの音になります。作業している部分が自分の部屋の近くになればなるほど深刻になるでしょう。
この問題はマンションの管理者、施工業者、入居者全員が理解し配慮していかなければ防ぐのは難しくなります。
トラブルになりにくくするための対策
こうしたトラブルを防ぐためには、入居者にあらかじめ工事の時間帯を伝えておくことが大切です。「この時間に工事があるんだな」「この時間にはもう音はしないんだな」ということを事前に知っておくだけでも、入居者側からしたら心構えが違ってくるものです。
入居者の方に張り紙やポスティング、説明会などで、特に修繕工事の過程でうるさくなりそうなタイミングなどを伝えておきましょう。
その他のトラブルにも注意する
大規模修繕のトラブルは騒音問題だけではありません。
騒音問題と同じぐらいおこりうるのが臭いやホコリ、振動の問題です。以前と比べると臭いの少ない塗料や接着剤が開発されていたり、振動が少ない機材が使われることも多くなりましたが、それでもこれらの問題は工事をする以上完全になくすことは出来ません。
さらに足場を作る工事であれば、そこを伝って空き巣に入られるリスクも増えます。防犯やプライバシーに対する配慮も重要になってくるでしょう。